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【武蔵野南線】E257系臨時快速「ホリデー快速鎌倉」に乗る

旅行記
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武蔵野線の主要駅から鎌倉へ向かう「ホリデー快速鎌倉」号は、主に連休などに運転される臨時快速列車です。武蔵野線の貨物専用区間を延々と走るという特別な楽しみがあります。今月の週末に運転されるということで、大船~新秋津間で乗車してきました。

>時刻表:JR東日本
JR東日本の駅の時刻表についてご案内しています。

大船駅から乗車します。大きな発着案内版がありました。歴史ある感じと空港のようなターミナル感が素敵です。大船駅は特急を含む多くの列車、路線が出入りする主要な駅です。

ホリデー快速鎌倉号は総武横須賀線の5番線から

定期列車の特急がちょうど2本やってくる時間でした。大船始発の特急成田エクスプレス成田空港行きは昨今の情勢から誰も乗らずに発車。平日は帰宅ラッシュと重なると区間乗車の通勤需要があるでしょうが、今日は土曜日。もしかしたら終点までお客さんはいないかもしれません。

成田エクスプレス成田空港行き

特急踊り子は東京行きの185系。これを見られるのはいつまででしょうか。E257系の編成もちらほら見かけるようになりました。

踊り子東京行き

大船駅名物の駅弁「鯵の押し寿司」を購入してみました。その名も大船軒。

鯵の寿司を売っている

大船駅の発着番線は5番線。鎌倉から来るので横須賀線のホームです。やってきたE257系500番台、5両編成の全席指定「ホリデー快速鎌倉」号、南越谷行きです。

快速の表示

この編成はかつて房総特急として使われたあと、2018年に「あづさ」「かいじ」の波動用として豊田に移り、臨時特急や臨時快速として使われてきた編成で、中央線特急の座席未指定券の案内が座席のテーブルに貼られていました。中央線特急の全席指定化、座席未指定券の設定と、E257系の中央線特急での定期運用は、一年程度しか被っていないのではないでしょうか。

中央線特急用の案内ステッカー

Wikipediaによると、前面に緑の編成ロゴが入ったこの編成はNB-12編成だそうです。

急いで乗り込む

乗る人より撮る人が多いという感じで、車内はガラガラでした。

快速列車としての運用なので、ヘッドカバーは外されています。

デザインは房総特急で所属は中央線

大船を出ると横浜に到着。その後、鶴見駅の手前で転線。貨物線に入ったようです。その後、ホームはないものの、鶴見駅構内で一旦停車。ポイント切り替えの関係でしょうか。

鶴見駅のホームのない線路で停車。貨物線。
隣には機関車が止めてある

その後東海道線とわかれ、湘南新宿ラインの線路の横を走ります。武蔵野南線と呼ばれ、貨物列車専用の線路です。気分は貨物列車。

東海道線とわかれていよいよ武蔵野南線に入る。奥は湘南新宿ラインで、これから併走。

普段は貨物列車しか走らない線路をひたすら駆け抜けます。ここからは府中本町まで一つの駅もありません。一つの定期旅客列車もありません。何度か貨物列車とすれ違います。

奥が湘南新宿ラインが使う線路
貨物列車とたびたびすれ違う

武蔵野南線は時刻表の路線図にすら載っていません。今回はSuicaで乗車しましたが、乗車券は府中本町までは計算上は南武線経由になるのでしょうか。

武蔵小杉の手前でトンネルに入りました。長いトンネルを出るとさっきまで隣にあった湘南新宿ラインの線路はもうありません。

グーグルマップを見ると、営業路線ではないので細い線でしか描かれていない貨物線を、時折貨物列車とすれ違う以外は駅ひとつなく駆け抜けます。

一見すると線路のない街中を走っているかのよう。

しかし駅ひとつなくというのは誤りで、貨物ターミナル駅を通過しました。JR貨物の梶ヶ谷貨物ターミナル駅です。

見えている重機たちは、リニア中央新幹線の工事をしているそう。真下を通るのですね。

東急田園都市線の宮崎台駅付近で再び地下に潜ります。地下で田園都市線と交差。長いトンネルがまた始まります。トンネル内は電波が入りません。お客さんを乗せないのでその必要がないのでしょう。川崎市内の地下を駆け抜けます。どこを走っているか全くわからないぐらい長いトンネルです。ふと不穏な気持ちに。

朝にお客さんを鎌倉まで運んだあと長い時間鎌倉駅の先で留め置かれていたこの電車は、乗ってきたときはもわっとした空気が漂っていたものの、この頃ようやくエアコンが効いてきました。

稲城のあたりで一瞬地上に出ます。街の明かりを見てホッとしました。しかし外はすでに真っ暗。

稲城付近を通過
短い地上区間

再び地上に出ると隣に南武線が走っていました。南武線と一緒に多摩川を渡ります。

多摩川を渡る

府中本町駅の中線を通過して、これからは武蔵野線の営業列車も走る線路を進みます。

次の停車駅は西国分寺です。特急型車両で武蔵野線を走っていることがとても新鮮に感じられます。過去にはスペーシアなども走ったと思いますが、私は乗るのも見るのも初めてです。

横浜を出て延々と走り、ようやく西国分寺駅に停車。

次は新秋津、東所沢、北朝霞、武蔵浦和、南浦和と停車していきます。東所沢以外は全て乗り換え駅です。私は新秋津で下車しました。

新秋津で下車
引き継ぎ武蔵野線を駆け抜けていきました

なかなか乗ることのできない武蔵野南線を通ることができ、大船、横浜方面から武蔵野線の駅までショートカットできるこの電車は貴重で、末長く続いてほしいと思いました。

最後に鯵の押し寿司を美味しくいただきました。

ぜひ乗ってみてください。

2022年10月より「ホリデー快速鎌倉」は特急に格上げされ、臨時の「特急鎌倉」として運転されます。車両は同じE257系5両編成。新しい時刻等はJRのホームページをご確認ください。

「ホリデー快速鎌倉」往路の乗車記はこちら。

コメント

  1. […] 【武蔵野南線】E257系臨時快速「ホリデー快速鎌倉」に乗る武蔵野線の主要… 臨時のホリデー快速鎌倉に乗る臨時に運転されるホリデー快速鎌倉は、武蔵野線の主要駅から武蔵野貨物線を通り、東海道線の横浜を経て北鎌倉、鎌倉まで向かう列車です。車両はE257系特急型車両で、座席指定券530円だけで乗ることができます。武蔵野貨物線を通る定期旅客列車はなく、特別な体験ができます。cariangintokyo.com2020.11.01 […]

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