先日、中央線と武蔵野線の接続駅である西国分寺に行った際、「都立多摩図書館」の最寄り駅であることを知り、訪れた記録です。
東京都立の図書館には港区南麻布にある「都立中央図書館」と、ここ西国分寺にある「都立多摩図書館」の二館があります。都立中央図書館といえば幅広い蔵書数が魅力で、何度か利用したことがありますが、多摩の方は存在すら知りませんでした。後学のためにも歩いて向かってみることにします。
西国分寺駅は中央線と武蔵野線の乗り換え駅で一日中乗り換え客が絶えず活気のある駅です。駅ナカもなかなか充実していて、カフェや飲食店などでゆっくり滞在することも可能です。ただ降りたことのある人は意外に少ないかもしれません。まずは改札を出てみます。地元野菜の直売所があっていい雰囲気です。乗り換えでごった返す人の量のわりに改札は小さく、ローカルな雰囲気で、比較的ここを最終目的地とする人は少なく、地域住民の利用する駅だと伺えます。
都立多摩図書館へは、改札を出て南口に進みます。
すると「西国分寺レガ」というショッピング施設に出ます。
この通路を進むと左手にパン屋「サンジェルマン」とカフェ「プロント」があり、その間の通路を抜けていきます。
すると武蔵野線の高架下をくぐり抜けられる道があります。歩行者の通路もあり人通りも多いです。
高架下を抜けると三差路があるので、右に曲がります。府中街道です。「都立多摩図書館」の案内版が各所に出ているので迷わないと思います。
進むとすぐに再び三差路があり、今度は左に曲がります。こちらにも大きく案内があります。
マンション群の中を抜けていく感じです。突き当りに「日本芸術高等学園」という高校があり、右に曲がります。
道なりに進むと左手に大きな施設が見えてきます。こちらが都立多摩図書館です。
立派な建物です。ただし現在は新型コロナウイルスの影響で予約制とのこと。当日券もあるようですが、特に用があってきたわけでもないため、閲覧が必要な人のためにも今回はやめておきました。利用の際はご注意ください。
図書館を後にすると、「東山道武蔵路(とうさんどうむさしみち)」の碑を見つけました。
東山道は古代の五畿七道の一つで、都の東に行く道の山沿いルートが東山道、海沿いルートが東海道、という理解でいいと思いますが、その東山道の武蔵の国を縦に走る支線で、後述する史跡の案内にあるように、上野の国から武蔵国府へと南下する道でした。
少し高校の方に歩くと東山道の遺構のレプリカが展示されていました。
東山道武蔵路はJR武蔵野線みたいなルートですね。
駅の方に戻る道に、バスターミナルがあります。マンションがそびえたつ姿が圧巻です。
こちらは反対側。日本芸術高等学園の建物が目立ちます。
バスターミナルにウィラーエクスプレスの乗り場を見つけました。西国分寺にウィラーが来ているのですね。京都・大阪行きと、名古屋行きの夜行バスがあります。
こちらは京王のエアポートバス。コロナ禍で運行状況の確認は必須です。
中央線を眺めます。本当に頻繁に快速電車がやってきます。こちらは中央特快。
高架下をくぐって戻ります。ちょうど武蔵野線のE231系がやってきました。
改札に入り、中央線のホームに行きます。2023年度の中央線快速のグリーン車連結に伴う12両編成化に向けて、ホームを拡大するエリアが覆われていました。ちなみに中央線のグリーン車のドアはその他のものとは違い、両開きになるそうです。
都立多摩図書館や西国分寺を散策される方は参考にしていただければ幸いです。