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【新登場!】E259系の特急しおさいに乗る【N’EX車両】

鉄道
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2024年3月16日のダイヤ改正で、新たにE259系による特急しおさいの運用が開始されました。E259系はこれまで成田エクスプレスとして使われてきた車両で、その運用が房総特急にも広がった形です。

房総特急便利におトクに | JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社
房総特急・N’EX しおさい・わかしお・さざなみ・成田エクスプレス 便利におトクに

特急しおさいは東京駅と銚子駅とを結ぶ総武線経由の特急で、これまでは255系やE257系で運行されてきました。今回のダイヤ改正により「房総ビューエクスプレス」の愛称をもつ255系は定期列車から引退し、その役割をE259系に譲りました。

255系で運行されていた特急しおさいの乗車記はこちら

変更点として、ダイヤ改正により房総特急の自由席の設定はなくなり、全車指定席になりました。また、特急しおさいは使用車両の変更に伴って、車両数も変わりました。E257系5両編成で運転される便にはグリーン車はありません。さらに、特急しおさいは全列車が新たに船橋駅に停車します。

【2024年3月16日のダイヤ改正で主に変わったこと(房総特急編)】
・全席指定に
・255系定期運用離脱
・房総特急に「成田エクスプレス」の車両E259系を投入→E257系とE259系による体制に
・特急「しおさい」→E257系5両編成とE259系6両編成(255系9両編成とE257系10両編成から変更)
・特急「わかしお」→E257系5両編成(255系9両編成、E257系5両編成、E257系10両編成より変更)
・特急「さざなみ」→E257系5両編成(255系9両編成、E257系5両編成より変更)
・成田エクスプレスの新宿~八王子間の運転取りやめ
・成田エクスプレスの料金体系を変更(空港利用以外は「しおさい」と同料金に)

※E257系5両編成はグリーン車なし

今回の改正により、料金体系も変更されました。全車指定席化により、事前料金と車内料金が設定されました。えきねっとで事前購入するのが最もお得です。また、現在は「スタート記念キャンペーン価格」が設定され、東京~千葉間は560円に。

今回はえきねっとのチケットレス割引「スタート記念キャンペーン価格」で560円で予約できました。今回は東京駅を10:10に出発するしおさい3号に乗車します。

現在E259系で運行されるしおさいの定期列車は4号と11号を除くすべて。つまりほとんどがE259系で運転されます。

東京駅総武線地下ホームにやってきました。

6両の表示になっています。

出発30分前にホームにやってきましたが、すでにE259系が停車していました。銚子を7:42に発車したしおさい8号としてやってきた車両です。東京駅で36分停車し折り返し作業を行います。

E259系に「特急しおさい 銚子」と表示されているのは新鮮ですね。

表示は3パターン。

英語でも。このしおさい3号はダイヤ改正以前は255系9両で運行されていたため、3両分の供給座席が減りました。グリーン車は引き続き利用可能です。列車によっては10両編成が5両編成になるなど、大幅な変更が行われました。ただかつては自由席が混みあう中で指定席はガラガラ、といった光景が見られましたので、全体の乗客数で言えば5、6両で十分なのだと思われます。

消された「NE’X」のロゴの跡が見えました。

そして新たに「SERIES E259」のロゴが追加されました。

足元には、しおさい用に黄色と白のふたつの乗車位置案内があります。白がE259系6両編成、黄色がE257系5両編成用の乗車位置です。それぞれ車体に用いられている色を表しているのだと思います。

私が乗車するしおさい3号はE259系での運行のため、電光掲示板にも白の乗車位置で待つようにと案内がありました。しかし黄色で強調しているためかえって紛らわしくなっています。ただ全車指定なので並んで待つ必要はなく、それほど問題はなさそうです。

車内清掃を待っていると、1番線にE257系2000番台9両編成が回送でやってきました。錦糸町駅の留置線で待機していた特急「湘南」の8号か10号でしょうか。茅ヶ崎駅の方まで向かうものと思われます。

続いてE259系の成田エクスプレス6号もやってきました。新宿行きと大船行きが連結された12両編成で、ここ東京駅で切り離し作業が行われます。しおさい運用のE259系と成田エクスプレス運用のE259系が並びました。

しおさいの車内清掃が終わり、発車の15分前にドアが開きました。早速乗り込みます。

液晶モニターも大きく、わかりやすいです。

成田エクスプレス同様、停車駅も表示されます。しおさいは新たに船橋駅に停車するようになりました。この列車は四街道駅を通過するようです。

車内のモニターは大きく、多数の情報を一度に表示できます。「SERIES E259」とわざわざ表示されていたのが印象的でした。

全車指定席になり、「座席未指定券」の案内が追加されていました。グリーン車は先頭にあります。

フリーWi-Fiも利用可能です。

電源も各座席に配置されています。

定刻で東京駅を出発し、地下区間を出て最初の停車駅、錦糸町に到着です。錦糸町に停車する特急はしおさいのほかには千葉発着のあずさと富士回遊、それに臨時の新宿わかしお、新宿さざなみのみ。

錦糸町駅に留置されている列車も、E235系が格段に増えました。この日のこの時間はE235系のみ。

すぐに荒川を渡ります。

続いて江戸川を渡り、千葉県に入ります。

次の停車駅は船橋。船橋駅に停車する特急は、しおさいのほかに、先ほどと同様千葉発着のあずさと富士回遊、それに臨時の新宿わかしお、新宿さざなみがあります。

船橋駅に到着です。東武野田線の列車が一段高い位置で出発を待っていました。千葉県向けの総武線特急がここ商都船橋に停車するようになったのは利便性向上につながると言えるでしょう。

船橋を出ると急にスピードを上げ、およそ時速130キロに達しました。E259系の最高運転速度です。

心地よい走りを続けます。揺れが少なく快適です。

E259系の液晶モニターには乗り換え案内や駅構内図まで表示されるのが特徴。まもなく千葉駅に到着です。

千葉駅7番線に到着しました。所要時間30分で到着です。列車はこの先、佐倉、八街、成東、横芝、八日市場、旭、飯岡、銚子とコンスタントに停車していきます、この列車は四街道は停車しませんが、四街道停車の本数自体はダイヤ改正により大きく増えました。

今回のダイヤ改正は車両数減や全車指定席化などネガティブな面も感じられましたが、より効率的な運用により房総特急が末永く維持されるのは良いことだと思います。また、E259系の投入により、乗り心地や車内設備も比較的新しくなり、利便性が向上したと言えそうです。千葉駅停車が増え、空港発着以外の料金体系も統一された成田エクスプレスと合わせて、東京千葉間の特急での移動がますます便利になっています。

ぜひ乗ってみてください。

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