スポンサーリンク

西武鉄道「埼玉の県民の日 記念1日フリーきっぷ」を使ってみた

おすすめグッズ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

「埼玉の県民の日 記念1日フリーきっぷ」とは

西武鉄道では、11月14日の「埼玉県民の日」を記念して、2022年11月12日(土)、13日(日)、14日(月)の3日間、「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」を発売しました。毎年発売されて人気を博しているフリーきっぷで、西武鉄道の埼玉県内の各駅と西武園駅、多摩湖駅での乗り降りが自由となる大変お得なきっぷです。1日間有効で、大人480円

「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」を発売します!
西武鉄道の「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」を発売します!について。時刻表、路線図、運行情報、乗換案内、運賃表など西武沿線のご利用案内から、特急レッドアロー号・S-TRAINのご案内、レジャー情報、沿線の暮らすやおでかけ情報、企業情報などを提供しています。

埼玉県民の日にあわせて埼玉県内で営業する鉄道事業者各社がフリーきっぷを発売していますが、西武鉄道は県民の日当日だけでなく、その前の土日をあわせた3日間利用可能です。私は14日(日)に利用することに。

利用可能なエリア 西武線の埼玉県内の各駅と西武園駅、多摩湖駅 
値段大人480円、子ども240円
発売場所上記の駅の自動券売機、駅窓口

埼玉県内の西武線をざっくり言うと、西武池袋線の所沢以西、西武新宿線の所沢以北、西武秩父線、西武狭山線、西武山口線(レオライナー)となり、広範囲に広がっています。秩父や川越など埼玉県有数の観光地に「埼玉の県民の日 記念1日フリーきっぷ」でお得に遊びに行けます。

通常だと所沢駅~西武秩父駅往復が1,068円(IC利用)、所沢駅~本川越駅往復が544円(IC利用)なので、川越に行くだけでも十分にお得ですが、やはり秩父まで行くと通常の半額以下でお得感が強いですね。ちなみに川越の方が所沢経由で秩父に行く場合通常だと1,424円かかりますが、「埼玉の県民の日 記念1日フリーきっぷ」を使うとたったの480円。

実際に使ってみた

埼玉県の交通の結節点の一つである所沢駅にやってきました。待望のグランエミオが開業し、いつも多くの人で賑わっています。今回は所沢から西武秩父まで往復します。

「埼玉の県民の日 記念1日フリーきっぷ」は券売機で簡単に買うことができます。「おトクなきっぷ」をタッチし、「期間限定」をタッチ。

するとこのように出てきます。お金を入れて無事購入。

自動改札機を通れるきっぷです。同時にスタンプラリーも実施しているのできっぷとスタンプラリー台紙の2枚が出てきます。特急に乗るにはこれとは別に特急券を買う必要があります。

改札内のタリーズでコーヒーを買って出発です。自動改札機を通り、5番線の西武池袋線下りホームに。20分待てば特急ラビュー西武秩父行きがやってきますが、今回は特急を使わずのんびり旅をすることに。ちょうど快速急行の小手指行きがやってくるので乗ります。小手指で各停の飯能行きに接続するそうです。

西武池袋線、西武新宿線は10両と8両が柔軟に運用されています。奥に停まっているのは8両編成の各停池袋行き。所沢駅は埼玉県西部の交通の要衝で、頻繁に列車が行き来しています。行き先も様々。

地下鉄線からの直通列車、快速急行小手指行きがやってきました。神奈川県の元町・中華街駅始発の列車で、東急の車両です。横浜から渋谷、新宿、池袋を経て埼玉県に入り最後の区間。

小手指までは無停車。対面乗り換えで各停飯能行きに乗り継ぎます。小手指から飯能までは17分ほどとあっという間。

飯能駅に到着です。飯能からこの旅のメインにしたかった、西武4000系。西武鉄道の山区間を担う名列車です。

ボックスシートで西武秩父までゆっくり向かいます。旅情あふれる車内。こんな列車が首都圏でまだ走っているということが素晴らしいです。以前は土休日限定で池袋まで走っていましたが、いまは飯能~西武秩父間専属で活躍中。4両編成の列車です。

コーヒーを片手に乗り込みます。いつもこの列車に乗ると登山客の方が多いのですが、この列車は午後のためか少なめ。

特急専用ホームに特急ラビュー西武秩父行きがやってきました。先ほど所沢駅で20分待てば乗れると言った列車で、飯能で追いつかれました。ここからは単線なので、特急を先に出すようです。

単線になるばかりでなく、スイッチバックします。池袋方面からやってきた列車は飯能駅で方向が変わり、座席も後ろ向きのまま西武秩父まで向かいます。現在直通運転をするのは特急と、土休日に走る副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通のS-TRAINの2種類で、気軽にスイッチバックを楽しむことができます。

特急が西武秩父へ出発した直後にこの列車も出発です。なんと隣に停車していた急行池袋行きと同時刻に発車、並走して出ていきました。

すぐにJR八高線との乗り換え駅、東飯能駅に停車します。先ほどの飯能駅のスイッチバック構造を解決すべく飯能駅を通らないでまっすぐ秩父へ向かえる線路用地が確保されています。

急カーブして飯能市内を進み、武蔵丘車両基地を通過。

次の高麗で上り列車と交換します。なんと待っていたのはドラえもんラッピングの30000系。土休日は4000系以外も西武秩父線に入ります。厳密には高麗までが西武池袋線。高麗から西武秩父までが西武秩父線です。

高麗を出るといよいよ山登り区間に。エンジンがうなりをあげて進みます。山村の秋の美しい風景を見ていたらあっという間。

下り列車との交換が頻繫にあります。西武秩父線の日中は各停が毎時2本、特急が1本。

西武秩父線は本当に各駅に魅力があり、全部降りたいぐらいですが、特におすすめなのが吾野駅。

正丸駅を出ると、トンネル内で列車行き違い施設もある長い長い正丸トンネルに入ります。うなるように音を上げて進み、勾配を登りきるといよいよ横手町、そして秩父市内に。

終点の西武秩父に到着です。飯能から西武秩父までは約45分。景色を楽しんでいたらすぐ。

西武秩父駅ではレストラン列車「52席の至福」が停車していました。日曜日なので、西武新宿から西武秩父までの「ブランチコース」。大人気で、だいぶ先まで予約が埋まっています。

西武秩父駅は秩父鉄道の秩父駅とは別で、離れており、西武秩父駅の秩父鉄道の乗り換え駅は御花畑駅という駅です。徒歩5分かからず連絡できます。

また、西武線と秩父鉄道とは西武秩父駅手前で連絡線を有しており、土休日の朝夕のみ直通列車が走ります。朝に飯能を出た列車が西武秩父の手前の横瀬駅で切り離し、一方は連絡線を通って秩父鉄道の長瀞駅まで向かい、もう一方は横瀬から一旦西武秩父駅に入り、その後連絡線を通って長瀞駅とは反対側の三峰口駅まで向かいます。朝に長瀞駅・三峰口駅方面に2本、夕方に飯能方面に2本出ています。

西武秩父駅で必ずするのが、駅構内から武甲山を眺めること。石灰を切り出して無骨な武甲山とラビューとのコラボが見られました。

西武秩父駅はレトロな雰囲気。この日も多くの人で大変賑わっていました。

西武秩父駅にはなんと温泉もあります。「祭りの湯」。

私は温泉には入らず、併設のフードコートで秩父名物を食べることに。「わらじかつ丼」と「味噌ポテト」です。

その後は秩父の中心地を散策。レトロな建物に興味を惹かれます。お芋スイーツなどが人気のようでした。

こちらは煙草屋さん。

有名な秩父神社も見学します。

秩父神社まで来ると最寄り駅は秩父鉄道の秩父駅なので、先述の西武線直通列車で帰ることに。西武秩父駅と御花畑駅は同一駅扱いなので、秩父鉄道のきっぷを御花畑駅まで買って乗り込みます。

先に羽生行きの各駅停車がやってきました。奥にはもう一本の西武線直通列車が。朝やってきて長瀞駅まで行った列車が秩父駅まで回送されて夕方まで留置されるのですね。おそらく三峰口行きは影森駅で留置でしょうか。

秩父鉄道には面白い急行列車やSLも走っています。元西武101系を改造した急行「秩父路」に乗車した記録はこちら。

私の乗る長瀞駅からの直通列車の一便目もやってきました。なんと満席。

御花畑駅に到着すると半数の人が降りていきました。御花畑駅で西武鉄道の乗務員さんが待機していて、交代していました。徒歩で西武秩父駅から来るのですね。4分停車して出発です。

秩父鉄道は西武秩父駅のすぐ横を通ります。番線を移動したレストラン列車が出発を待っていました。今度は西武秩父から西武新宿に向かう「ディナーコース」。こちらも大人気です。

西武秩父駅のすぐ先あたりで連絡線に入り、ガタガタと転線して西武秩父線に入ります。楽しい体験。

横瀬駅で、三峰口駅から西武秩父駅経由でやってくる各停(おそらく西武秩父駅脇を通った時に駅に停まってた)を後ろに繋ぐため、7分間停車します。こうして8両編成で飯能まで向かいます。4000系で8両編成というと長く感じます。

横瀬駅横の横瀬車両基地には、3両編成にされたレッドアローの姿が。富山地鉄に譲渡する用でしょうか。

車両基地の隣にはセメント工場が。西武線でも石灰輸送を行っていました。

徐々に日が暮れていきます。クロスシートが楽しいこの4000系もいつまで走るかわかりません。

飯能で急行に乗り換えて再び所沢駅に戻ってきました。新しくなった所沢駅のオープンデッキでしばし列車の発着を眺め、帰路に就きました。

所沢~西武秩父間をたったの480円で往復することができました。半額以下で大変お得な旅ができました。来年もぜひ使ってみてください。

普段は西武線で秩父方面にお出かけする場合、「秩父市応援 秩父漫遊きっぷ」が大変お得です。

タイトルとURLをコピーしました