京成金町線は、葛飾区内を走る全線単線の路線で、京成高砂駅~京成金町駅間を結びます。途中駅は柴又駅のみの短い路線です。4両編成の各駅停車で運転されています。
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京成高砂駅にやってきました。京成高砂駅は京成本線、成田空港線、金町線、北総鉄道が乗り入れるターミナル駅です。
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京成本線と成田空港線、北総鉄道は地上ホームの2面4線を使用し、金町線は高架ホーム1面1線から発着しています。なんと改札も別です。京成高砂駅近くに車両基地があります。その関係で、青砥駅と異なり、本線は高架化されなかったという事情があります。
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本線系統のコンコースと改札は2階にあり、金町線の改札と向かい合っています。改札の先に1面1線のホームがあります。
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金町線のホームに来ました。1面1線のシンプルな構造です。高架化する前は京成本線と直通運転していたそうです。金町線は4両編成で、日中は15分間隔で運転されています。
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使用車両は3500形と3600形。古い車両が使われています。今回は3600形3668編成に乗車です。
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単線のシンプルなホームが高架化されているのが面白いです。
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京成高砂駅を出るとすぐに左に曲がります。右手に京成本線と北総線が伸びています。手前には高砂車庫が。
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高砂駅を出ると、高架線と地上を繋ぐ線路が見えてきます。夜に車両基地に戻す際は、金町駅から高砂駅の地上ホームまで営業運転し、回送するようです。レアですが、金町線で高砂駅地上ホームを利用することもできるわけです。
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徐々に高架を降りてきました。
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唯一の途中停車駅、柴又に到着です。2面2線の構造で、交換可能な駅です。京成高砂行きと交換しました。言わずと知れた「男はつらいよ」の舞台であり、また柴又帝釈天で有名です。
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柴又を出ると右手に金町浄水場が見えてきます。
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最後に旧水戸街道と踏切で交差します。この規模の道路を踏切で遮断する光景は東京ではあまり見なくなりました。
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あっという間に終点の京成金町駅に到着です。
京成金町駅も1面1線の構造で、シンプルなホームになっています。列車はそのまま折り返していきます。
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京成高砂駅と違い、京成金町駅は昔ながらの佇まい。古い列車が似合います。
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この編成はとても面白く、4両全ての車両がもともと先頭車で、運転台がついています。中間の部分は改造されて運転台の機能は使えなくなっていますが、このようにかつての面影を留めています。
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幕は「普通ワンマン 高砂⇔金町」の固定です。
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駅ビルにはコンビニなどが入っています。ホームといい、駅の感じといい、小規模な地方私鉄を思わせます。
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JR常磐線の金町駅へはいったん外に出てからの乗り換えです。
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昭和の趣を色濃く残した京成金町駅の列車の出発を眺めます。
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金町線の歴史は古く、帝釈天へのアクセス路線として生まれた帝釈人車鉄道(人力で動かす)は、京成電鉄の前身である京成電気軌道より前に誕生しました。川崎大師への輸送を目的とした大師線が京急の端緒となったことと似ています。ちなみに京成電気軌道自体も成田山の参詣客輸送を目的として敷設されています。その後京成線となって金町線は電化され、今に至ります。
ちなみに金町線をめぐるには京成線のお得なきっぷ「下町日和きっぷ」が便利です。京成線の東京都内の路線が乗り降り自由で510円で乗ることができます。京成上野~京成金町間の往復が650円なので、それだけで元が取れる計算です。沿線の各種施設で優待を受けることもできます。
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ぜひ柴又の観光とあわせて乗ってみてください。