伊豆箱根鉄道大雄山線の終点、大雄山で下車し、駅前を散策しました。大雄山駅は神奈川県南足柄市の中心部、関本にあります。古くから東海道の関所が置かれていたところで、地名の関本の由来です。また、南足柄市役所が置かれています。
大雄山線の開設は早く、市内にある大雄山最乗寺への参詣輸送を目的に大正時代に作られました。駅名の大雄山はその大雄山最乗寺からとられています。最乗寺までは大雄山駅前からバスで行けます。
大雄山駅はこじんまりとした古い駅舎です。南足柄市の足柄山が金太郎のふるさとということで、まさかりを担いで熊に乗った金太郎の銅像があります。
駅前にはヴェルミと呼ばれる、スーパーマーケットや飲食店、ホテルからなる複合施設があります。
駅を出て目の前と左側にヴェルミ、そして右側にはバスターミナルとタクシー乗り場があります。
ここから前述の最乗寺に行くことができます。1番のりばの伊豆箱根バスで10分ほどの道のりです。※時刻はコロナ禍の2020年11月現在のものなので、行かれる際は改めてお調べください。
また、箱根登山バスも発着していて、こちらは主に、小田急線の新松田駅に向かいます。開成町、JR御殿場線の松田駅前を通り、松田町の新松田駅まで17分の道のりです。※一部のバスは駅向かいのヴェルミ前から発車します。また、箱根登山バスの営業所もあります。
ちなみに、伊豆箱根バスのバス停は「大雄山駅」、箱根登山バスのバス停は「関本」です。
箱根登山バスの一部の新松田駅行きはヴェルミ2の前から出発します。
駅横のヴェルミ3には飲食店が入っています。③の「蕎麦天ぷら はつ花そば」さんで昼食にしようと思っていましたが、平日でも人気のお店で並んでいて、時間の都合上断念しました。
また、ホテル「とざん」も入っています。
駅前からは山々が目の前に見えます。
ヴェルミの壁に金太郎のモチーフが各所に見られ、可愛いです。
余談ですが、ヴェルミ内のセブンイレブンで出発までの時間をつぶそうと、イートインの利用を申し出たところ、お盆を用意してくれました。
大雄山駅の中に入ります。駅構内にかつての国鉄車両コデ165が置いてあります。塗装も国鉄時代のぶどう色にされて懐かしい雰囲気です。左は現在の使用車両5000系。
おそらく大正時代の開業当時のままと思われる駅舎で、駅を見るだけでも面白いです。
あまり訪れることのない目的地ですが、大雄山線も含めて、独自の雰囲気がありおもしろかったです。
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