東京都文京区にある永青文庫と肥後細川庭園に行ってきました。
肥後細川庭園とは、江戸時代に熊本藩細川家の下屋敷が置かれた場所で、現在は一般に公開されています。大きな池を中心とした池泉回遊式庭園が特徴です。永青文庫はその一角にあり、細川家伝来の文化財を管理、展示しています。
肥後細川庭園
アクセス | 東京メトロ有楽町線江戸川橋駅、東西線早稲田駅から徒歩15分 都電荒川線早稲田駅から徒歩10分 |
開園時間 | 2月から10月まで : 9:00~17:00(入園は16:30まで) 11月から1月まで : 9:00~16:30(入園は16:00まで) |
入園料 | 無料 |
永青文庫
開館時間 | 10:00~16:30 (入館は16:00まで) |
入館料 | 展示による(「古代中国・オリエントの美術リターンズ」は大人800円) |
休館日 | 月曜日、展示替え期間、年末年始 |
永青文庫は現在は「古代中国・オリエントの美術 リターンズ」という展示をやっています。永青文庫の設立者である細川護立がヨーロッパで集めた中国美術やオリエントの美術を展示するものです。
有楽町線江戸川橋駅から神田川沿いを歩いてもよいのですが、今回私は護国寺駅から歩くことにしました。護国寺からも徒歩15分ほどです。
誤算だったのは、護国寺からは激しい坂道があること。江戸川橋駅か早稲田駅からをおすすめします。
目白台の閑静な住宅街を歩き、和敬塾と椿山荘の間の道を進みます。
すごく素敵なお屋敷を発見。蕉雨園といい、現在は講談社が管理しているそうです。
そのお向かいにあるのが永青文庫。肥後の御殿様・細川氏の屋敷跡です。
「古代中国・オリエントの美術 リターンズ」は2月13日まで。
鳥のさえずりのみが響く驚くほど静かな空間に、永青文庫はあります。
もともとは細川家の家政所として建てられたもの。建物自体の魅力も素晴らしいです。館内はすべて撮影禁止。ぜひ実際に訪れてみてください。
展示は中国の至宝やヨーロッパの旅の記録、イスラーム世界の美術品、果てはインカ帝国の美術品まで揃っていました。建物の内装にも圧倒され、どこか厳かな気持ちになります。
続いて肥後細川庭園を散策します。庭園の正面は反対側にあり、今回は裏手からまわる形に。
この庭園は江戸時代末期に細川家の下屋敷となって以降、明治時代からは本邸となりました。その後東京都に買い上げられて公園となり、現在は文京区が管理しています。
聞こえるのは鳥のさえずりのみ。平日の午前中で人も少なくないです。
池が見えました。
目白台は湧水のある地。この池も自然の湧水を利用しています。
肥後六花のひとつ、肥後椿が咲いていました。
冬枯れの庭園。春には多くの花が咲き誇ることしょう。
季節ごとに訪れてみたいと思います。
肥後細川庭園の入り口に建つのが「松聲閣(しょうせいかく)」。細川家の学問所だった建物です。住まいとしても使われ、細川護熙氏も一時お住まいになったとか。現在は喫茶室や展望所として使われています。
松聲閣は後日見学することにし、庭園を後にしました。
永青文庫と肥後細川庭園、ぜひ訪れてみてください。
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