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引退するロマンスカー「VSE」に乗る

鉄道
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今年3月で引退してしまう小田急のロマンスカーVSEに乗り納めすることに。

VSEとは2005年デビューのロマンスカーで、展望席や高い天井、警報音が人気でした。

【お知らせ】URL(アドレス)が変わりました。|小田急電鉄
小田急電鉄公式サイト。

引退を控えて、VSEが何日のどの便に充てられるかがこのようにホームページで公開されています。

「はこね21号」箱根湯本行きにVSEが使われる日がたまたま空いていたので、狙って乗ることに。都合上、新宿から海老名まで向かいます。

ロマンスカーは全席指定。座席指定はホームページから可能です。当日でしたが平日の昼間とあって窓側も取れました。海老名までの特急券は570円とお手頃。

イーロマンスカーのリンク

停車パターンの違うMSEの「はこね19号」が13:00に出た後、続いて「はこね21号」がVSEでやってきます。モニターにもVSEの絵が。

ホームには「アリガトウVSE」の折り紙も。

平日なのにすごい数の撮影者のなか、VSEが到着。撮影は他の多くの人に任せ、私は遠くから適当に。

VSEは連接台車。2つの車両を一つの台車が繋いでいます。路面電車などを除くと日本では非常に珍しい仕組みです。

出発の準備中。気品のあるデザインがロマンスカーらしく人気でした。

鉄道写真を撮る人が相手にもしないような、構図も何もない日常風景が私は好きです。見に行った絵ではなく見えていた絵を残したくなります。

よくみると発車案内にもVSEが出てきています。10両編成ですが、ほかの車両に比べて短く、そのまま箱根湯本駅に乗り入れられるサイズ。

気品のあるデザインは新幹線をも連想させます。

乗り込みます。3号車にある「サルーン」と呼ばれるセミコンパートメントを見に行きました。この日は誰も乗っていないようでした。

座席は車窓が楽しめるよう、窓に向かって5度傾いています。伝統の警報音を鳴らしながら出発。

窓側には簡易的なテーブルと、座席を向かい合わせにした際に使える折りたたみ式のテーブルが。

天井は高く、円を描くボールド型。広さを感じます。

海老名までは約40分ほど。揺れの少ない走りを楽しんでいたらあっという間でした。途中の町田でお客さんがガラッと入れ替わったのが印象的でした。

名残惜しくも海老名で下車。

海老名は小田急と相鉄、JRが乗り入れるターミナル駅。小田急の車両基地が広がっています。ロマンスカーが海老名に停車するようになったのは割と最近のこと。箱根特急から沿線の日常利用にシフトする流れで停車駅が増えました。

昨年2021年には海老名駅横に「ロマンスカーミュージアム」も誕生。

VSEの今後の去就はわかりませんが、どこかで活躍すれば嬉しいですね。

最後にJR相模線の新型車両E131系と、相模線の横を通る相鉄厚木線を眺めました。

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