牛丼チェーンの松屋は2024年3月26日より、「マレーシア風牛肉煮込み~ルンダン~」を販売しています。
松屋は以前、一時的に店舗限定で「ルンダン」を展開していましたが、今回は一部を除くすべての松屋店舗に広がったかたちです。
「ルンダン(rendang)」とは、もともとインドネシアのパダン料理であり、インドネシアのほかマレーシアやシンガポール、ブルネイでも愛されている料理です。牛肉などの肉を香辛料とココナッツで煮込んだ煮込み料理で、ハレの日の特別な料理といった位置づけです。CNNが発表している「世界の料理ベスト50」で2017年に第一位を獲得したことでも有名です(インドネシア料理として選出)。
そんなルンダンですが、今回はマレーシア風として「マレーシア風牛肉煮込み~ルンダン~」と銘打ち販売されています。松屋はこれまでもシュクメルリやマッサマンカレーなど、世界の料理を提供し、人気を博してきました。
「マレーシア風牛肉煮込み~ルンダン~」は830円、「マレーシア風牛肉煮込み~ルンダン~」お肉ダブルは1,080円となります。また、松屋公式アプリにて「50円引きクーポン」が発行されています。
販売期間は、2024年3月26日から4月9日午前10時まで。
実際に食べに行くことに。今回は東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅からすぐの松屋茗荷谷店にやってきました。「ルンダン」は期間限定メニューのところにあります。
券売機の上にはマレーシア国旗とともにルンダンの案内が。
並盛を注文しました。ごはんとは別添えで出てきます。お味噌汁がついているのが嬉しいですね。
ルンダンには大きなお肉がごろりと入っており、見た目にも食欲をそそります。お味はピリッとスパイシーで、ルンダンの味が良く再現されています。ただ辛いだけではなく、ココナッツの甘さも相まって、重層的な味わいです。大変美味しくいただきました。
これまで日本であまり馴染みのなかったルンダンですが、最近では無印良品やセブンイレブンでレトルトのルンダンが発売されたりと、にかわに知名度を上げてきています。お肉をココナッツでじっくり煮込んだ料理は多くの方の舌に会うはずで、今後はレストランやカフェなどでも見かけるメニューになっていくかもしれません。
また、東南アジア料理の中でもタイ料理やベトナム料理などと比べるとあまり有名ではなかったマレーシア料理、インドネシア料理に関心が高まる契機となるとよいなと思います。