JR東日本では、武蔵小杉駅に2023年12月24日より新しい改札口「綱島街道改札」を供用開始します。
これは、横須賀線の下りホーム側に設置されるもので、駅務室も備えられます。また、川崎市が進めてきた新たなアクセスルートも同日に開通します。
https://www.jreast.co.jp/press/2023/yokohama/20230926_y01.pdf
場所は、横須賀線が南武線が交差する東京寄りの側で、日本電気の敷地のある下り線ホーム側に造られます。新たに供用開始されるアクセスルートは改札を出て横須賀線、東海道新幹線、綱島街道と立体交差して東急線の武蔵小杉駅の側に繋がります。綱島街道改札の利用可能な時間帯は7:00~23:00。
これまで横須賀線から東急線へは、新南改札を出て綱島街道を横断して向かうルートか、改札内の南武線ホームを通り北改札から向かうルートしかありませんでしたが、慢性的な混雑が問題化していました。今回3つ目の動線ができたことで、乗客の分散を図れる形です。2022年には、2面1線で混雑を極めていた横須賀線ホームに新たに「新下りホーム」が誕生し、2面2線に。新改札および新アクセスルート誕生でさらなる混雑緩和が見込まれます。
さっそく見に行ってみましょう。まずは南武線ホームから横須賀線ホームに歩いてみました。通路は南武線の川崎方から動く歩道やエレベーターなどで繋がっています。南武線と横須賀線がハの字に広がる武蔵小杉駅ですが、改札はこれまで両端のみで、交差する部分にはありませんでした。
一度新幹線と横須賀線をくぐり、地上に出ます。
現在横須賀線にある改札は横浜方にあるこちらの新南改札のみ。
新南改札には平日朝のみの臨時改札もあります。
新南改札からは西側の綱島街道の側にしか出られないため、綱島街道を通って新改札を見にいきます。綱島街道はオーバーパスで南武線を越えています。南武沿線道路に降り、線路沿いの道を進むと、新改札の工事現場が見えてきました。南武線の線路越しに見た景色です。左手の敷地は日本電気の敷地です。
このアクセスルートは綱島街道の下を通るため、信号待ちをする必要がなく、より時間短縮が見込まれます。
横須賀線の武蔵小杉駅は横須賀線、湘南新宿ライン、相鉄直通線が高頻度で発着するだけでなく、特急成田エクスプレスが毎時1本、土休日には特急踊り子やサフィール踊り子も停車するターミナル駅。
では今度は新アクセスルートが繋がる反対側の出口を見てみましょう。アクセスルートが繋がるのは「フローラルガーデン」と「カーサブライト」というマンションの間の道。
完成予想図には、高架線と綱島街道をくぐるアクセスルートの様子が描かれていました。
完成が楽しみですね。
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