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東武鉄道「埼玉県民の日フリー乗車券」を使ってみた!

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東武鉄道では、11月14日の「埼玉県の日」に合わせて、「埼玉県民の日フリー乗車券」を発売しています。

「埼玉県民の日フリー乗車券」を発売します!|東武鉄道公式サイト
東武鉄道の最新情報をご覧いただけます。

「埼玉県民の日フリー乗車券」とは、東武線の埼玉県内の各線が乗り放題のきっぷで、発売額は大人480円、子ども240円と破格。購入は乗車可能区間の各駅(大師前、押上、みなみ寄居、寄居を除く)で可能です。乗車は11月14日のみ。2023年は火曜日となります。

東武線の埼玉県内路線は幅広く、伊勢崎線は谷塚~羽生間、日光線は東武動物公園~柳生間、野田線(アーバンパークライン)は大宮~南桜井間、東上線は和光市~寄居間、越生線は坂戸~越生間

今回は伊勢崎線の、東京都から埼玉県に入って最初の駅「谷塚駅」できっぷを購入し、北上したいと思います。普通列車で谷塚駅にやってきました。

一旦改札を出て、駅の窓口できっぷを購入します。自動券売機では発売されていません。購入する人は多いので、気軽に申し出ると良いでしょう。

券面はこちら。磁気券で出てくるので自動改札機を通れます。

路線図を見ると東上線系統より本線系統の方が充実しているように見えますが、有効範囲内での最長距離は東上線系統の方が長く、本線系統谷塚~羽生間の743円に対して東上線系統は和光市~寄居は827円となります。東上線系統は池袋周辺を除く大半が埼玉県内に位置しているためお得感がある形です。もちろんフリー乗車券の魅力は何度でも乗り降りできることなので、どちらで使っても極めてお得ですし、両系統をまたがって利用する人も多いでしょう。

今回は、このきっぷの有効範囲の最北端に位置する柳生駅まで行き、周辺の有名な観光地である「三県境」と「渡良瀬遊水地」を見にいきたいと思います。

まずは谷塚駅から普通列車に乗車していきます。やってきたのは普通東武動物公園行きです。70000系7両編成で日比谷線と直通運転しています。

素晴らしい複々線を走ります。ここでは緩行線が内側。

次の草加で下車しました。乗り換えるのは急行久喜行き。東京メトロ18000系。新型車両です。

見晴らしのいい高架線を通ります。写真には写っていませんが、この日は富士山も綺麗に見えました。

新越谷、越谷と連続停車します。新越谷で武蔵野線と接続。越谷では通過線があり、特急スペーシアに追い越されました。

北越谷からは複々線区間も終わります。北春日部では車両基地が見えました。

東武動物公園に到着。この列車は伊勢崎線を久喜まで行きますが、私は日光線に乗り換えるため下車します。

日光線を待つ間に特急りょうもうがやってきました。大変歴史ある200系。なくなる前に乗りに行きたいですね。

乗車する日光線の急行南栗橋行きがやってきました。先ほどと同じ東京メトロ18000系です。

留置されているメトロ13000系を横目に日光線は右手に分かれていきます。急行といってもこの先は各駅に停まります。

終点の南栗橋に到着です。ここからは普通東武宇都宮行きに乗車します。車両は20400型電車。車内は満席です。

20400型はもともと20000型を日光線・宇都宮線用に改造したもので、4両編成のワンマン列車です。改造工事ではワンマン化のほか、LED表示やSL大樹をイメージした塗装への変更、ドア開閉ボタンなど、様々な変更点が加えられました。

南栗橋を出るとまず東北新幹線と交差し、南栗橋車両管区を右手に眺めながら進みます。

次にJR東北本線と交差して栗橋駅に入ります。JR線との乗り換え駅です。栗橋駅ではJR線直通の日光線特急が渡り線を介して両線間を毎日行き来しています。

栗橋を出ると利根川橋梁を渡ります。日光線の大変美しい区間です。

目的地の柳生に到着しました。なお、谷塚~柳生間は普通に乗ると670円。すでに元を取った計算になります。

柳生駅は埼玉県加須市の駅。日光線はこの先群馬県に入ります。駅前で食事をし、まずは三県境に向かうことに。

三県境は柳生駅から徒歩で700mほど。気軽なお散歩が楽しめます。

道案内もあるので安心。訪れる人も多いようです。田園地帯を歩いていきます。このあたりは水量の豊富なエリア。

ありました!案内の看板とともに3つの県の県境が示されています。

画面左側が埼玉県加須市、右側が栃木県栃木市、そして上側が群馬県邑楽(おうら)郡板倉町。かつての渡良瀬川、そして谷田川の合流地点です。両河川が水路によって再現されています。

案内によると、3県境は全国で40か所以上ありますが、ここ以外は山の尾根や河川の中にあり、このように平地でみられるのはここだけとのこと。ここももともとは河川の中に位置していましたが、河川の改修工事で流れを変えたため、県境が陸地となりました。

続いて渡良瀬遊水地を見にいくことに。三県境から歩いてすぐです。

雄大な遊水地が見えてきました。渡良瀬川の氾濫を防ぐために作られた遊水地で、日本最大の遊水地だそうです。敷地はハート型をしていて、南ブロック、北ブロック、谷中ブロックの3ブロックに分けられます。遊水地では、サイクリングや釣りなどを楽しむ人が多くみられます。また、生物多様性に富んだ湿地帯で、2012年にラムサール条約に登録されました。

最後に「道の駅かぞわたらせ」に向かいます。こちらも歩いてすぐ。埼玉県加須市にありますが、三県の特産物を幅広く揃えていました。こちらで食事することもできます。

なんと、板倉町のふるさと納税で三県境界プレートがもらえるとか。

三県境と渡良瀬の景色を満喫して再び柳生駅に戻ります。ここを特急列車が走る姿を見たいなと思いましたが、タイミング良く現れず。

来た時と同じ20400型に乗り、南栗橋まで向かいました。

南栗橋で今度は急行中央林間行きに乗車しました。停車していたのは東急の5000系。

途中、春日部で下車しました。春日部駅は高架化へ向けて大規模な工事中。新駅舎ではクレヨンしんちゃんがお出迎えしてくれます。

春日部駅周辺をぶらぶらしたあと、今度は東武野田線に乗ります。乗車するのは急行大宮行きです。まだまだ現役の8000系電車に乗車します。

8000系のうなるような走りを楽しんで、終点大宮に到着。このまま帰宅することにしました。

今回の行程で普通に運賃を払うと、谷塚~柳生670円、柳生~春日部429円、春日部~大宮324円で合計1,423円。このきっぷを使うことで943円もお得に旅行することができました。

「埼玉県民の日フリー乗車券」は毎年発売されています。ぜひ利用して旅行してみてください。

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