西武豊島線とは
西武豊島線は練馬区内で完結する、中間駅のない路線で、西武鉄道で一番短い路線です。
ほとんどの列車が池袋線と直通していて、駅ナンバリングなど、西武池袋線と一体的に運用されています。すべての列車が8両編成の各駅停車です。
豊島園へのアクセス路線として武蔵野鉄道によって開業し、西武農業鉄道豊島線、そして現在の西武鉄道豊島線となりました。全線が単線です。1991年に開通した大江戸線が練馬-豊島園間で完全に並走しています。特に新宿や都心部から直通できることから乗客の多くを大江戸線に奪われている形です。
乗車記
豊島園駅から乗車します。としまえんや映画館のすぐそばにあります。
戦前からの古いつくりの駅舎です。1面2線の島式ホームで、線路は改札側に車止めが設置されています。
ゆっくりと池袋行きの30000系の各駅停車が入線してきました。
懐かしさを感じるホームです。
平日夕方の上り列車はガラガラでした。としまえんは閉園中で、映画館もコロナウイルスの影響で閑散としています。単線の路線をゆっくりと進み、練馬駅の手前で高架に上がり、池袋線に合流します。
配線の構造上、2番3番ホームにしか入れません。外側のホームは地下鉄線直通の電車が入ります。
ホームの端から見てみると、単線の路線が上がってきて、内側の路線にのみ接続しています。反対側の外側の線路はそのまますぐに西武有楽町線(地下鉄線と接続)となり地下に入りますから、豊島線と西武有楽町線は接続していないことになります。
かつて一時期は準急の設定もあったそうです。