LCCが発着するドンムアン空港のすぐ隣には鉄道が走っていて、空港に接続する駅があります。ドンムアン空港ターミナルビル内から階段で跨線橋を渡り、駅まで屋根があり雨でもぬれずにアクセスできます。
2018年、タイを旅行中にドンムアン空港駅~アユタヤ駅間と、アユタヤ駅~バンコク・ファランボーン駅間の鉄道を利用した記録です。
ただし、ドンムアン空港からのアクセスとして一般的なのはタクシーかバス。鉄道は遅延しやすいようです。バスはバンコク市内まで複数出ています。僕はバンコク市内には出ず、直接アユタヤに行くため、ドンムアンから乗ります。
Don Muang 10:51—Ayuttaya 11:24 タイ国鉄 Express Diesel Railcar 75
行きは急行にしました。バンコク・ファランボーン駅始発のディーゼル急行ウボンラーチャーターニー行きです。実際は待てど暮らせどやってこず、空港連絡駅でもターミナルというよりはローカル駅の風情で、発着案内もタイ語だけだったので列車が来るたびに駅員さんに確認して過ごしました。
車内は寝てる人だらけ、夜間高速バスのような雰囲気で、長距離急行の区間利用は微妙かも。この距離であればノンエアコンの普通列車で十分、というかそちらの方が旅情を楽しめそう。アユタヤまで飛ばして30分、僕を含めた外国人が数人下車します。
アユタヤの中心地までは渡り船を使いアクセス、数泊して観光しました。
さて、帰りは普通列車で終点のファランボーン駅へ。普通列車のチケットは当日しか買えないため、早めに行って窓口で購入します。
案の定遅れていて、駅のホームで待ちます。
やってきたのは客車列車。素敵な外観。熊本県でSL人吉号に乗って以来の客車列車です。こちらはディーゼルカーがけん引。
Ayutthaya 8:26—Bangkok Hualampong 10:20 普通208列車
ナコーンサワンからきた列車です。だいぶ遅れてやってきました。
車内はほどほどに空いていて、ボックスシートにお一方と相席。窓からの風が心地よく、ゆっくり車窓の眺めながらの時間は、これぞ鉄道旅って感じです。途中文庫本を読んだり。停車時間に物販の方が入ってきます。お弁当やお菓子など。ランチに何か買おうかと思ったけれど、辛いと食べれないと思いやめました。買ってみればよかったかな。
途中、日本ともインドネシアとも少し違う田園風景や、建設中のバンスー駅を眺めたり、行きのドンムアン駅を通ったりととても楽しめました。
ファランボーン駅には10:20頃到着。巨大で美しいターミナルです。しばし駅を見学。その後駅構内二階のカフェで休憩しました。
乗ってきた列車。折り返しカビンブリ行きになります。