日立自動車交通が運行する「晴海ライナー」に大型電気バスが導入されました。
車両は中国のBYD社(比亜迪汽車)が製造する「K8」。すでに日本国内でも多く導入されており、脱炭素社会に向けた取り組みとして注目を集めています。東京都区内では日立自動車交通が初の大型電気バスの運行です。
晴海ライナーとは東京駅八重洲北口と晴海トリトンスクエアとを結ぶ路線バスで、2020年にはTOYOTAの燃料電池バス「SORA」を導入し、話題となりました。
晴海ライナーの燃料電池バス「SORA」に乗車した記録はこちら
日立自動車交通では、2023年5月より「晴海ライナー」に大型電気バス「K8」が2台が運行開始。燃料電池バス「SORA」とともに活躍しています。
「晴海ライナー」は晴海トリトンスクエアから晴海二丁目、晴海三丁目、東銀座駅、有楽町駅、東京駅八重洲北口、日本橋高島屋、晴海トリトンスクエアに戻る循環路線で、一方向にのみ走っています。そのほか、晴海トリトンスクエアから有楽町駅まで向かい、東京駅には寄らずに晴海トリトンスクエアに戻る系統もあります。運賃は均一の大人210円、子ども105円(ICカード)。一日乗車券は大人500円、子ども250円です。
運行系統 | 「銀座・八重洲線」 晴海トリトンスクエア~有楽町駅~東京駅八重洲北口 |
晴海ライナーでは電気バスが入るダイヤは固定されていませんが、同社の運行情報サイトで確認できます。走行しているバスのアイコンが、一般バス、燃料電池バス、電気バスで区別されています。下の写真のアイコンが電気バス「K8」のアイコンです。
今回は、東京駅八重洲北口から晴海トリトンスクエアまで乗車します。のりばは鉄鋼ビルの目の前。ちょうど燃料電池バスが停車していました。
同じく日立自動車交通が運行する中央区のコミュニティバス「江戸バス」のバス停のとなりに晴海ライナーのバス停もあります。
晴海ライナーは人員不足により減便中。利用の際は注意してください。
私が乗車するのは平日9:47発(減便ダイヤ)の便。晴海トリトンスクエア止まりの「TYO-03系統」です。バスロケーションサービスによると、この日はこの便に電気バスが入っていました。
少し遅れて晴海ライナーの電気バスが入ってきました。前面のデザインが近未来的です。
「HITACHI」の文字とロゴが入っています。
すぐに乗り込みます。ICカードで支払いました。210円の均一運賃。低床構造でだれでも乗降がしやすいデザインになっています。
天井の高い車内で、シートもゆったりしています。メーカーのHPによると、最大で81名が乗車可能です。
エアコンのデザインがスタイリッシュ。
窓には手すりがついていました。
窓ガラスにはBYD社のロゴが。災害時にはこのバスが電源供給ステーションになります。
シートは薄型で、あらかじめリクライニングされているような角度の背もたれが特徴です。ゆったりとした印象を与えます。
晴海ライナーは、晴海トリトンスクエアから東京駅までは比較的細かく停まりますが、東京駅からは日本橋高島屋に停まるほかは晴海トリトンスクエアまでノンストップで急行運転します。バスは快調に外堀通り、中央通りなどを走り抜けます。
勝鬨橋を渡ったらいよいよ晴海。
晴海トリトンスクエアへは都営バスだと晴海通り沿いの「晴海トリトンスクエア前」、「晴海三丁目」が最寄りですが、晴海ライナーは晴海トリトンスクエアの建物内に入ります。
終点の晴海トリトンスクエアに到着です。乗客は2名でした。
側面には広告ラッピングが。
「K8」は猫のような目が特徴的。晴海ライナーのカラーリングにも良く合っていると思いました。
バスは再び次の出発を待っていました。
晴海ライナーの電気バスはどの時刻に走るかは明らかにされていないものの、バスロケーションサービスで簡単に確認できるため、比較的乗りやすいです。また、一日を通して頻繫に往復している印象でした。ぜひ狙って乗ってみてください。
このサイトでは首都圏の大型電気バスを乗りつぶししていきます。BYD「K8」以外も乗っていきます。ぜひ見てみてください。
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