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首都圏の燃料電池バス乗りつぶし③「晴海ライナー」(日立自動車交通)【東京駅-晴海トリトンスクエア】

バス
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TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、首都圏の大手バス会社各社で導入されています。つい先日は西武バスと東武バスウエストがそれぞれ1台ずつ営業開始。すでに導入している都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バスに加え、計9社が運行中です。

TOYOTA燃料電池バス「SORA」

TOYOTAのHPより

現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししてみることにしました。今回は、晴海ライナーを運行する日立自動車交通の燃料電池バスに乗ります。

日立自動車交通は主に東京都内の自治体のコミュニティバスを運行するバス会社です。2012年から、晴海トリトンスクエアと有楽町駅、東京駅を結ぶ「晴海ライナー」を運行しています。そのうち一台に燃料電池バスが導入されています。

運行系統は主に、晴海トリトンスクエア~晴海二丁目~晴海三丁目~東銀座駅~有楽町駅~東京駅八重洲北口~日本橋高島屋~晴海トリトンスクエア~晴海二丁目と、急行タイプの晴海トリトンスクエア~東銀座駅~有楽町駅~晴海トリトンスクエアなどがあり、一方通行で晴海トリトンスクエアに戻ってくるルートです。運賃は均一の大人210円、子ども105円(ICカード)。一日乗車券は大人500円、子ども250円です

運行系統 「銀座・八重洲線」 晴海トリトンスクエア~有楽町駅~東京駅八重洲北口 

晴海トリトンスクエアから乗車します。晴海トリトンスクエアとは東京都中央区晴海地区にある、オフィスとショッピング施設が融合した複合施設です。晴海ライナーの乗り場はグランドロビー1階のバス・タクシー乗り場にあります。バス停前には待合スペースもあります。

晴海トリトンスクエアへのアクセスはほかに、都営バスなどの「晴海三丁目バス停」が便利です。晴海トリトンスクエア前の晴海通り沿いにあります。東京駅丸の内南口や新橋駅、四ツ谷駅などから高頻度で運行されています。東京BRTの晴海BRTターミナルからも歩いて行けます。晴海三丁目を通る都営バス路線、東京BRTとも燃料電池バスSORAを導入しています。

さて、晴海ライナーの基本的なルートは、晴海トリトンスクエアを出て東銀座駅、有楽町駅、東京駅八重洲口に向かい、日本橋高島屋の前を回って再び晴海トリトンスクエアに戻るというルートです。平日の日中は毎時2~3本、土休日は1~2本運行されています。

都営バスの燃料電池バスで晴海埠頭に向かった際、晴海埠頭から晴海三丁目(晴海トリトンスクエアの近く)まで折り返し、晴海ライナーを待つことにしました。幸い、すぐに晴海ライナーの燃料電池バスがやってきました。燃料電池バスは一台しかなく、水素充填などで運用に就いていない時間帯も多いため、都営バスなどと比べると乗るハードルはやや高めです。

晴海ライナーの燃料電池バスSORA

こちらも東京ガス豊洲水素ステーションで充填しているものと思います。

側面には水素のロゴと、日立のロゴが大きく貼られています。

親切な乗務員さんに案内されて出発します。

車内にはマクスをしたサンタクロースとクリスマスツリーの飾り付けがありました。

燃料電池バスを乗り比べていますが、日立自動車交通が最も独特かもしれません。行先表示のサイネージの周りはマスキングテープがベタベタと貼られており、一部は剥がれていました。注意喚起の表示も手作り感が素敵です。アメブロのオフィシャルブログがあるそうです。

電源が開放されていましたが、試してみたところ通電しなかったので、使えないようになっているのかもしれません。

晴海通りに出ると東京BRTの晴海BRTターミナルをぐるっと回る形で、晴海二丁目に停車します。ここで多くの人が乗り込んできました。高層マンションとオフィス街で、バス停の前にはキッチンカーも出ていました。ここから直で有楽町、東京駅に行けるのは便利です。

続いて晴海三丁目に停車。ここからは都営バスが高頻度で出ています。新橋や四谷に行くものもありますが、多くは晴海ライナーと同様に東京駅に向かいます。ただ、都営バスは丸の内南口行き、晴海ライナーは八重洲北口行きです。ここで立ち客も出るほどに。晴海ライナーは定着しているようです。

都営バスと違ってバス停が少ないからか、燃料電池バスの仕組みを説明する自動アナウンスが流れていました。

歴史ある銀座の街並みを次世代型の乗り物で駆け抜けるのは爽快です。東銀座駅を出ると次は有楽町駅に停車します。私はここで下車しました。

この後バスは東京国際フォーラムの北側を回って八重洲口の方に出ます。

有楽町駅前のバス停は、都営バスの有楽町駅前バス停より南側にある、KNOTS COFFEEの前にあります。※晴海ライナーは有楽町駅→東京駅→日本橋と一方通行の運行なので、バス停はそれぞれ片側のみです。

また、東京駅八重洲北口のバス停は、成田空港リムジンバスの乗り場のある第二鉄鋼ビルの前の、歩道沿いにあります。ここを出ると、日本橋を回って晴海トリトンスクエアに向かいます。

燃料電池バスの時刻表はありませんが、運行情報「Bus GO!」のアイコン画像で現在どの位置で走っているかを確認できます(走っていない時間帯もあるので注意が必要です)。下の画像だと右下のアイコンが燃料電池バスです。

Bus GO!

晴海地区には晴海ライナーに加え、都営バスの「都05系統(東京駅丸の内南口~晴海ふ頭/ビッグサイト)」や東京BRT(虎ノ門ヒルズ~新橋~晴海)などにも燃料電池バスSORAが投入されており、乗り比べが楽しめるエリアです。ぜひどうぞ。

東京BRTはこちら。

都営バスはこちら。

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