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【電気バス】平和交通に導入されたBYD社製「K8」に乗る【首都圏の大型電気バスに乗る③】

バス
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千葉県で路線バスを運行する平和交通では、大型電気バス2台を導入しています。

平和交通へ量産型大型電気バスを初納車|ビーワイディージャパン株式会社

車両は中国のBYD社(比亜迪汽車)が製造する「K8」。平和交通が日本で初めて導入しました。また、平和交通は千葉県内で初の大型電気バスの運行会社です。

BYD製大型電気バス「K8」。BYD社HPより。

電気バス「K8」が運行されているのは「稲毛線」と「ベイタウン線」。それぞれ1台ずつが充当されています。「ベイタウン線」に入っている車両は専用カラーの黄色のラッピングです。

稲毛線」はイオン稲毛店/JR稲毛駅を起点に、にれの木台と平和交通本社の2方面に至る路線です。本社営業所の管轄路線で、平和交通の主力路線の一つです。こちらを走る電気バスは平和交通の通常の「Smiling Shuttle」のラッピング。

ベイタウン線」はJR海浜幕張駅と幕張ベイタウンを結ぶ循環路線です。こちらも本社営業所の管轄で、「タウンルート」と「マリンルート」の2路線があります。いずれも京成バスとの共同運行です。海浜幕張駅では同時刻に発車します。こちらは前述の通り、黄色一色のラッピングで、電気バスも同様です。

ただ、実際にはベイタウン線ラッピングの電気バスに関しては海浜幕張駅発着の様々な路線で活躍しているようです。今回は海浜幕張駅からベイタウン線ラッピングの電気バスに乗ってみたいと思います。

平和交通の電気バスの運行時刻やダイヤは明らかにされておらず、乗車のハードルはやや高め。海浜幕張駅で待ってみます。海浜幕張駅でのベイタウン線ののりばは、タウンルートが4番のりばマリンルートが5番のりば

海浜幕張駅にやってきました。

ベイタウン線ののりばはロータリーの左側の島。

ベイタウンバスの専用ラッピングバスはこのような鮮やかな黄色。このほか一般のカラーリングの車両も入ります。

ここで、電気バスの運用を考えてみましょう。バスが所属する平和交通の本社営業所は稲毛駅の先にあります。本社営業所と稲毛駅とは稲毛線で結ばれています。そのため、出入りの運用として本社営業所~稲毛駅(稲毛線)、稲毛駅~海浜幕張駅(稲毛・海浜幕張線)に入ることが予想されます。燃料電池バスもそうですが、多くの場合、朝ラッシュから昼前ぐらいまで活躍した後、一旦入庫て充電(充填)し、午後に再び運用に就く、といった形がみられます。

すると、11:24頃に海浜幕張駅にどこからか電池バスがやってきました。その後、11:30発の稲毛駅行きとして走っていきました。営業所に戻るものと思われます。私は用事を済ませ、再び営業所から戻る午後の運用の便に乗ることに。すると、稲毛駅15:00発海浜幕張駅行きの便で電池バスが戻ってきました。

その後、ベイタウン線に入るものと思っていましたが、やってきたのは8番のりば。15:40発の幕張本郷駅行きになります。8番のりばからは稲毛駅行きも出ています。

海浜幕張・幕張本郷線は平日のみの運行で、1日6往復。海浜幕張駅~幕張本郷駅間は京成バスの連節バス「幕01系統」が頻繫に運行されていますが、平和交通のバスは経路が違います。イトーヨーカドー、幕張病院経由でより細かく停まって幕張本郷駅を目指します。

運行系統 「海浜幕張・幕張本郷線」海浜幕張駅~イトーヨーカドー~幕張病院~幕張本郷駅 

早速乗り込むことに。

平日日中ということもあってあまり乗客はいません。そもそもこの系統はラッシュ時には設定されず、「おかいものバス」の性格が強め。車内には2台のモニターがあり、野球の映像を流していました。

BYD「K8」の座席はあらかじめリクライニングしてあるような背面が倒れた座席。快適です。

窓側に手すりがあるのもK8の特徴。

窓ガラスにBYDのロゴを見つけました。

海浜幕張駅を出発。同じく幕張本郷駅に行く京成バスの連節バスと同時に発車します。あちらの方がより直線的に幕張本郷に向かうので早く着きます。

国際大通りを北上し、イトーヨーカドーに到着。何人か降りていきました。

千葉街道を横断し、旧道の千葉鎌ケ谷松戸線に入ります。ぽつぽつと乗降があるのが印象的です。

先ほど渡った千葉街道に入ります。

K8のエアコンはデザインは可愛らしいですが、やや弱め。全体的にスタイリッシュさを意識したデザインになっています。また、走行も燃料電池バスのように滑るように進むため、揺れが少なく快適。長く乗っても苦痛じゃなさそう。

幕張病院を出て最後に京葉道路を渡り、幕張本郷駅の南口バスターミナルに到着です。

幕張本郷駅ののりばは8番のりば。ロータリーの対岸です。京成バスより4分ほど遅い、17分で到着しました。

電池バスは再び16:00発の海浜幕張駅行きとして走り去っていきました。

さらに海浜幕張駅到着後、再び17:00発の最終の幕張本郷駅行きとして幕張本郷を往復していた模様です。いつもこの運用ではないと思いますが、平日に乗りたい方は参考にしてみてください。また、海浜幕張駅11:30発の稲毛駅行きや、稲毛駅15:00発の海浜幕張駅行きに乗ればより長い距離に乗れるので楽しいかもしれません。

平和交通の大型電気バスは稲毛線の方にもう一台入っています。そちらも併せてぜひ乗ってみてください。

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