板橋区高島平にある「板橋区立熱帯環境植物館」に行ってきました。
「板橋区立熱帯環境植物館」では、東南アジアの熱帯雨林を再現した植物園や、水族館、熱帯をテーマにした企画展示などが行われています。
熱帯環境植物館(ねったいかん)は、世界三大熱帯雨林の中から、日本と関係の深い東南アジアの熱帯雨林を再現しています。海に見立てた水族館から始まり、高山帯までのジャングルを登っていくような気分を味わうことができる「潮間帯ゾーン」「熱帯低地林ゾーン」「集落景観ゾーン」「雲霧林ゾーン」の4つに分かれています。熱帯や地球環境をテーマにさまざまな企画展示やイベントを行っており、熱帯の環境を楽しみながら学べる博物館型植物館です。
施設全体で約3000平方メートル、そのうち植栽面積は1000平方メートルで、地下1階から地上2階までの吹き抜けとなる大空間を確保しています。隣接している高島平温水プールや高島平ふれあい館とともに、板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型の施設として平成6年9月に誕生しました。
板橋区立熱帯環境植物館
板橋清掃工場で発生した熱を利用した植物園で、運営は西武グループが行っているようです。併設カフェではマレーシア料理などが楽しめるとか。
営業時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日、休日の場合は翌日が休館)、年末年始 |
入館料 | 大人260円、小中学生130円、65歳以上130円、未就学児無料 (年間パスポート等あり) |
アクセス | 〈公共交通機関〉 都営三田線高島平駅 東口徒歩7分 4館無料送迎バス 東武東上線ときわ台駅、都営三田線西台駅から無料送迎バスあり(土日祝、夏季休暇中のみ) 国際興業バス 高島第一中学校下車徒歩1分 〈車〉 高島平温水プールの有料駐車場利用可 |
4館無料送迎バスとは板橋区立の「エコポリスセンター」、「熱帯環境植物館」、「教育科学館」、「リサイクルプラザ」をめぐるものです。時刻表はこちら。
今回は平日なので、高島平駅から歩くことに。といっても7分で着きます。
西口に出て商店街を抜けていきます。
新河岸川の方にしばらく歩くと見えてきました。頻繁にバスが通る道です。
お隣は温水プール。こちらも清掃工場の熱から。
そしてお目当ての熱帯館。
入館料260円を券売機で購入します。セキセイインコが出迎えてくれました。
まずは地下1階の水族館エリアへ。海水域、汽水域、淡水域とわかれて展示されています。
東南アジアの川といってすぐに思うのはメコン川。
新しくやってきたウォータードラゴンのお名前を募集中。私も考えてみました。
魚類が好きな人がしっかり楽しめる種類の多さ。もちろん親子連れにも。
続いて1階の温室エリアに。まずは東南アジアの大河を再現した巨大水槽に出迎えられます。アロワナなどがゆったりと遊泳中。
いよいよ熱帯雨林へ。細かい植生が再現されていて圧巻です。当たり前ですが、現実の熱帯雨林と違い虫や蛇、嫌な湿気がなくてらくらく楽しめます。
続いてマレーシアの高床式住居を再現したエリア。周りには食糧や薬として用いられてきた植物が植えられています。
アジア最大のリクガメ・ビルマムツアシガメがいました。草食だそうです。
次に、熱帯の山地を再現した雲霧林。こちらは冷室です。
続いて喫茶室があります。マレーシア料理などが楽しめますが、営業は土休日のみで、平日は休憩所として開放されています。温室を眺めながら少し休憩しました。イスとテーブルもマレーシアのデザイン。
図書コーナーもあります。子ども向けから専門書まで揃っていますが、どれも背表紙がかなり日焼けしていました。熱帯雨林に関する本をパラパラとめくり、再び移動。
昆虫のジオラマや絵画なども展示されています。
「アグロフォレストリー」とはこれまでのように森林を伐採して農地を作るのではなく、植栽して森を管理しながら間の土地で農業や畜産業を行うというもの。また、「ソーシャルフォレストリー」とは、地域住民が一体となって森林を管理し利益を得ようというもの。ボルネオ島などの森林が大企業によって奪われるなどの歴史を想起しますが、日本では長野県伊那市が「ソーシャルフォレストリー都市」を宣言しています。
植物園全体を眺められるところにソファがあったので最後に鑑賞。物販コーナーやフォトコーナーもありました。私はフェアトレードのドリップコーヒーセットを買うことに。
すごく楽しめる施設でした!駆け足での見学になりましたが、私のように知識のない者でも丸1時間堪能できました。植物をじっくりと見学されてる方々や、お魚に歓声を上げる親子連れなど、平日にもかかわらず賑わっていました。
板橋区周辺にお住まいの方だけでなく、東京観光の一つにおすすめです。
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