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「シャトル☆セブン」の「特急バス」に乗る【新小岩駅-TDR】

バス
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京成バスでは、環七通りを急行運転で走る路線バス「シャトル☆セブン」を運行しています。「シャトル☆セブン」とは、江戸川区における南北の交通の問題を解決するため導入されたバス路線で、2007年に試験運行を開始し、2009年に本格運行に移行した路線です。京成バス江戸川営業所が運行を担当しています。

亀有駅、または小岩駅を出て環七通りに入り、大杉第二小学校、一之江駅、葛西駅、葛西臨海公園駅を経由して東京ディズニーリゾートまで向かいます。停車バス停を絞った急行運転を行います。

シャトル☆セブンの急行バスを全区間乗車した記録はこちら。

2018年からは派生系統である「特急バス」が誕生しました。新小岩駅から葛西駅を経由して東京ディズニーリゾートまで向かいます。特急バスはシャトル☆セブンの急行バスよりさらに停車バス停を絞っており、葛西臨海公園駅にも入りません。所要時間は約55分。

運行系統 シャトル☆セブン「特急」 新小岩駅東北広場~上一色中学校~大杉第二小学校~一之江駅(新小岩駅行きのみ停車)~葛西駅~東京ディズニーリゾート

総武線の新小岩駅が始発で、新小岩駅南口ではなく少し離れた新小岩駅東北広場に発着します。環七通りに入ると上一色中学校、大杉第二小学校と停車し、さらに南下して葛西駅に入ります。葛西駅からはノンストップで東京ディズニーリゾートまで向かいます。

往復ともに、午後の1便と夜の2便の計3本のみ。平日・土休日とも同じダイヤです。新小岩駅始発のものは午後の13:30発の便は終点の東京ディズニーシーまで行きますが、夜の2便は東京ディズニーランド止まり。復路の便はすべて東京ディズニーシー始発です。

早速乗っていきましょう。

新小岩駅東北広場は2011年から供用開始のバスターミナルで、新小岩駅北口から連絡通路で直接行けます。

連絡通路の名前は「スカイデッキたつみ」。屋根もあるので安心です。

新小岩駅東北広場に着きました。もともと貨物駅である新小岩操駅の敷地でしたが、新小岩操駅が規模を縮小したのに伴い、一部がバスターミナルになりました。なお新小岩操駅は新小岩信号場駅に名称変更されています。新小岩信号場駅は総武線や新金線を通る貨物列車の機関車の付け替えや機回しなどを行っています。

「特急バス」が発着するのは13番のりば。京成バス「篠01」系統や、三井アウトレットパーク木更津行きの高速バスも出ています。大きく「東京ディズニーリゾート」線のりばと書かれているので安心。

今回乗車するのは13:30発の便。この便のみディズニーシーまで行くのと、昼間であればディズニー利用の方に迷惑をかけないと考えたためです。

所要時間55分と路線バスにしてはかなりの距離を走りますが、停車バス停は私の便7つのみ。BRTのような感覚です。運賃は東京都内での乗り降りは220円、千葉県内である東京ディズニーリゾートをまたぐと420円になります。

20分前に車両が到着しました。本日最初の運用なので、京成バス江戸川営業所から回送でやってきました。特急バスの車両はシャトル☆セブンの専用塗装ではない一般の京成バスの塗装ですが、前面に「特急」の表示と、側面に停車バス停の掲示があります。また、内装はシャトル☆セブンと同様です。

バスが停留所に入ってきました。江戸川営業所の車両で足立ナンバー。早速乗り込みます。前乗り後乗りの路線で、乗車時に行き先を告げて運賃を支払います。乗車は私含め4人のみ。

55分の特急バスのバス旅のはじまりです。シャトル☆セブンの急行バスでは日英中韓でのアナウンスがありましたが、特急バスではなぜか日本語と英語のみ。新小岩信号場駅にはレールの運搬車が停まっていました。

まずは蔵前橋通りを進みます。最初の停留所「東新小岩二丁目」に停車。

総武陸橋下交差点でいよいよ環七通りに入ります。ここで亀有駅からのシャトル☆セブンの経路と合流。

総武線をオーバーパスで越えます。環七通りは交差する大通りや鉄道路線を立体交差ですいすいと越えていくのが特徴です。

次の停留所「上一色中学校」で乗降があり、車内が少し賑わってきました。続いて長い長いオーバーパスで千葉街道と鹿骨通りを一気に越えます。

「大杉第二小学校」で今度は小岩駅からのシャトル☆セブンの経路と合流。すべてのシャトル☆セブンが停まる主要なバス停で、このバスにも乗降がありました。

今度は京葉道路をオーバーパスで交差します。

さらに、首都高速7号小松川線と交差します。ここで同じく京成バスが東武バスセントラルと共同運行する「スカイツリーシャトル東京ディズニーリゾート線」と合流します。スカイツリーシャトルはスカイツリータウンから錦糸町駅を経て葛西駅に停車し、東京ディズニーリゾートへと向かう高速バスです。このバス同様、総武線の駅とディズニーリゾートを繋ぐネットワークの一つとなります。

そんな「スカイツリーシャトル東京ディズニーリゾート線」に乗車した記録はこちら。

特急バスは復路の新小岩駅東北広場行きは一之江駅に停車しますが、このバスは通過します。

環七通りの一之江駅~葛西臨海公園駅間は都営バスが頻度に走っていますが、この特急バスは追い越し車線でその都営バスをどんどん追い越していきます。もちろんBRTではないので信号で停まったり渋滞に巻き込まれたりもしますが、そもそも環七通りは前述の通り立体交差を多用しているため信号が少なく、結果としてスピーディーな運行が可能です。停車バス停を絞ることはちゃんと速達化につながるんだなと思いました。

あっという間に葛西駅に到着です。高架をくぐった先の南口バスターミナルに停車します。環七通り沿いのバス停ではないので注意してください。

バスターミナルに入っていきます。葛西駅は都営バスのメッカ。夏休みのため、都営バスの葛西臨海公園駅行きは大混雑していました。

葛西駅の停車は10番のりば。葛西駅からはディズニーランドまで停まりません。数名の方が乗ってこられました。

別日に撮影した特急バス。葛西駅10番のりばに停まる。
同じく別日に撮影した特急バス。

定刻で葛西駅を出ます。この日は道が空いており、何度か停留所で時間調整をしていました。

なお葛西駅の新小岩駅東北広場行きののりばは反対側の1番のりばです。亀有駅、小岩駅行きのシャトル☆セブンも同じバス停に停まります。

あとはディズニーに向けてひた走ります。急行バスは停車する総合レクリエーション公園を通過しました。

いよいよ海が近づき、葛西の物流拠点エリアが見えてきました。

シャトル☆セブンとすれ違います。あちらは亀有駅行き、小岩駅行き合わせて毎時3~4本運転されているため、何度かすれ違いました。

いよいよ環七通りは葛西臨海公園前交差点で終わり。バスは右折して湾岸道路に入ります。

奥には首都高速湾岸線と京葉線が見えます。この交差点を直進すると葛西臨海公園です。シャトル☆セブンの急行バスは直進して葛西臨海公園駅前のロータリーに入り、停車後再び同じ道を戻り、湾岸道路に入ります。

葛西料金所を右手に舞浜大橋に入ります。

舞浜大橋で旧江戸川を渡り、千葉県に入ります。都県境を越える路線バスは珍しいもの。奥には京葉線の車両が東京駅に向けて走っていました。

湾岸道路を降りて浦安市内をディズニーに向けて進みます。

旧江戸川の土手沿いを進んでいきます。

京葉線の高架をくぐる際に再びシャトル☆セブンと行き違いました。

東京ディズニーリゾートのサインモニュメントが見え、いよいよディズニーリゾートに到着です。

まずは東京ディズニーランドホテル。

定刻で「東京ディズニーランド」に到着です。バス停は往路復路とも同じ12番のりば。

大半の乗客をディズニーランドで降ろし、バスは終点のディズニーシーに向けて再び発車します。ディズニーリゾートの無料シャトルバス「ディズニーリゾートクルーザー」が見えました。各ホテルとディズニーリゾートを結んでいます。

続いて千葉県浦安市、市川市などを走る東京ベイシティバスの車両と行き違いました。ディズニーリゾートへ多くの路線を持っています。

モノレールであるディズニーリゾートラインと並走しながら進みます。ディズニーリゾートラインは片方向のみの運行で、環状線になっています。

終点の「東京ディズニーシー」に到着しました。車内は船を模したようなデザイン。

車両は回送となってしばらく休み、再び14:55発の新小岩駅東北広場行きとして運用に就きます。

東京ディズニーシーのシャトル☆セブン「特急バス」ののりばは9番のりば

バス停を飛ばしまくりながら進む楽しい55分間でした。

ディズニーリゾートアクセスの多くの高速バスのように朝ディズニーに向かい、夜ディズニーから戻るといったダイヤではなく、あくまでも江戸川区内の縦の移動を担う速達バスとして運転されている形です。夜に傾斜した運行なのはディズニーリゾートからの帰りの輸送を目的としているからかなと思いました。ディズニーの時点で大量に人が乗ってくるので、葛西臨海公園駅に寄っても積み残すはずで、特急のメリットはそこにあるように思います。ディズニー輸送の観点で言えば朝に一往復すればいいのになと思いました。

ただあくまでもシャトル☆セブンの派生系統と考えると、少なくとも日中の乗車を見るに期待通りではないように感じました。現にシャトル☆セブンの急行バスが増便されている中で特急バスは2020年に大幅に減便されています。しかし本来は路線的には大きな需要があるはずで、認知度と分かりやすさがシャトル☆セブンの急行バスに比べて劣っているのかなと感じました。シャトル☆セブンの急行バスは目立つピンクの車体で頻度で運行されており、しっかりとした認知度があります。一方特急バスは塗装は普通のバスと変わらず、分かりにくさがあります。些細な違いのようですが、利用者には大きな違いがあるように思います。海外の観光客にとってはさらにそうでしょう。

前述の通り、環七通りは立体交差が多く信号が少ないためスムーズな運行が可能で、BRTのように専用道を整備しなくても(そもそも用地がない)、比較的それに近い運用が可能になっています。その点を鑑みてもシャトル☆セブンはさらなる発展が可能なように思われます。

今後の発展に期待したいですね。ぜひシャトル☆セブンの特急バスに乗車してみてください。

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