2020年3月、西武池袋線の特急は全て001系「Laview」に置き換わります。これまで特急の運用についていた10000系「レッドアロー」は引退します。今後も西武新宿線の「小江戸号」に使われますが、最後に慣れ親しんだ池袋線のレッドアローを楽しみたくて、池袋〜飯能間に乗車しました。
慣れ親しんだレッドアローですが、池袋線で乗れるのは自分は今日が最後。ちちぶ21号西武秩父行きです。先頭の1号車に乗車。
特急ホームはLaviewに置き換わるのにあわせて、ホームの有効長を延長しました。といっても、一般車両が使う7番線の延長にあり、同じ線路上に二つの電車が並ぶ構造になっていて、Laviewの先頭車両が少し7番線側にはみ出す形で対応されています。
出発です。構造上、7番線の電車は先に出発していなければなりません。そのため日中の時間帯はあまり使われていないようです。朝晩は同一線路上に一般列車と特急列車が並ぶ姿が見られます。
池袋を出発すると住宅街の中をのろのろと進み、東長崎で各駅停車を待避させて、西に向かいます。練馬駅では通過線を通って複々線区間に入り、途端にスピードを出し始めます。
NRA、ニューとはいえ台車部分は古く、相当前の101系の部品を使っているのではなかったでしょうか。スピードを出すと大きな音とともにドンドンドンと独特の揺れを感じます。快適とはいいがたいですが、それも楽しいものです。
飯能駅で下車します。行き先も、飯能にレッドアローのいる景色も見納めです。
列車は進行方向を変えて西武秩父線に入り、山道を秩父まで向かいます。
後日、新宿線で撮影した車内。座席はとても快適です。しかしいずれこちらもLaviewに置き換わるのでしょう。
NRA西武池袋線内通過シーン