開業前の相鉄・東急直通線各駅を見に行く①(羽沢横浜国大駅/新横浜駅)

新規オープン

神奈川東部方面線として整備される「相鉄・東急直通線」は、2022年下期に開業予定です。先行して開業した「相鉄・JR直通線」とともに、相鉄の悲願である都心直通プロジェクトが完結する形となります。

まずは相鉄・JR直通線を振り返ってみます。これは、相鉄線の海老名から相鉄本線を経由して西谷、そこから相鉄新横浜線に入り、羽沢横浜国大、さらにJR東海道貨物線羽沢支線、東海道線、横須賀線を通り、武蔵小杉、大崎から埼京線に入り渋谷、新宿まで結ぶ新しいルートです。相鉄が管理する羽沢横浜国大が開業、西谷から羽沢横浜国大までのルートが新たに相鉄の路線に仲間入りしました。

開業から一年のタイミングで新宿から海老名まで相鉄・JR直通線を乗り通した記録はこちら。

さて、では相鉄・東急直通線はどのようなルートかおさらいすると、おなじく西谷から羽沢横浜国大と進みますが、そこから先も相鉄が新路線を新横浜まで伸ばします。東海道新幹線と横浜線、横浜市営地下鉄の駅です。西谷から新横浜までを相鉄新横浜線と呼びます。また、その先は東急の管轄で、東急東横線綱島駅の近くに新綱島駅を設置し、日吉駅まで乗り入れます。その先、東急目黒線、東急東横線、またその乗り入れ先の東京メトロ南北線、副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道線まで直通運転する予定です。相鉄新横浜線、東急新横浜線は西谷から日吉の手前まで、全区間が地下の路線になります。

鉄道・運輸機構

細かな路線図やトンネルの規格などは、整備主体である鉄道・運輸機構のこちらのPDFに詳しいです。→「神奈川県東部方面線 相鉄・JR直通線 相鉄・東急直通線 計画路線マップ

開業2年前になった2020年12月に各予定駅をめぐってみました。

羽沢横浜国大駅(相鉄新横浜線)

まずは羽沢横浜国大駅です。駅番号は「SO51」です。こちらは2019年にオープンし、相鉄・JR直通線の駅としてJRと接続しています。JR貨物の羽沢横浜駅横に設置され、隣の西谷から地下、JR直通線のJR側も一瞬地上に出ますがすぐに地下の貨物線に入ります。

現在はJR直通線のみの運行のため、毎時2~3本程度です。東急直通線開業後は路線図も張り替えられることになります。

ホームドア完備の最新の駅です。

下の2枚の写真を見ると、都心方面の線路が3方向に分かれています。外側の2つがJR直通線で、真ん中が東急直通線方面の相鉄新横浜線です。なので現在は外側の線路のみ使われています。上り線は地上に上がって貨物線に合流、下り線は貨物線を地下でくぐってから地上に上がって貨物線に合流します。

両脇が相鉄・JR直通線、真ん中が相鉄新横浜線(東急直通線方面)

相鉄・JR直通線開業1周年を記念したポスターが貼り出されていました。上が相鉄作成のもの、下がJR作成のものと思われます。

相鉄・東急直通線開業後は本数も増え、また、相鉄いずみ野線湘南台方面からの列車も設定される予定であることから、ジャンクション的な駅になりますね。

続いては新駅となる相鉄新横浜線/東急新横浜線新横浜駅を見に行きます。

新横浜駅(相鉄新横浜線/東急新横浜線)

新横浜駅は言わずもがな東海道新幹線の主要駅で、ほかにJR横浜線と横浜市営地下鉄が乗り入れています。都心方面へのアクセスと同様、新幹線へも相鉄沿線からはこれまで横浜駅での乗り換えが必要でしたが、開業後は乗り継ぎも楽になります。

新横浜駅は、横浜市営地下鉄ブルーラインとの接続を考え、同じコンコースを使い、地下鉄のさらに下の交差する地点にホームを設けます。

相鉄・東急直通線は、それまで相鉄沿線から都心方面に出る客が、横浜乗り換えからJR直通線の開業によって人の流れが変わることで、相鉄→東急→都心の客を奪わるとの東急の意図が、東急側の主な動機だと考えられますが、新幹線駅の新横浜に乗り入れることもかなりのメリットかなと思います。相鉄側にとっては言うまでもありません。

新横浜駅前はバスターミナルになっており、その前を環状2号線が通っています。地下鉄ブルーラインは新幹線と垂直方向に交わっていて、円形の横断歩道のあたりにホームがあります。相鉄新横浜線は新幹線に沿うように環状2号線の下を走るので、新横浜駅でも新幹線と並行する位置にホームができます。

環状2号線が見渡せるあたりに来ました。機材が入って工事が進んでいることがわかります。

「相鉄・東急直通線新横浜駅工事」「地下鉄(新駅)を作っています 令和3年12月18日まで」とあります。

こちらの立体図を見ると、現在地下鉄ブルーラインが地下2階を通っていて、相鉄・東急直通線は地下4階にできることがわかります。

円形の歩道橋のあたりで交差して、同一コンコースで乗り換えができるようです。

地上ではこの辺りです。

出入口の工事も行われています。

地下鉄の駅に降りてきました。こちらでも工事の影響で各所が覆われています。

相鉄線からはもちろん、渋谷、自由が丘、武蔵小杉などの東横線や武蔵小山などの目黒線、副都心線の新宿三丁目方面から一本で新横浜に行けるとなると、新横浜から新幹線に乗る人は格段に増えそうです。まるで迷路のような東京駅や、山手線などに乗り換える手間がある品川駅を考えると、シンプルな新横浜駅は直通線沿線の横浜市外からの利用もありそうです。

次の新綱島駅予定地まではバスで向かいます。

続いて、新綱島駅、日吉駅をめぐった記録はこちら。

相鉄の都心直通プロジェクトHPはこちら。

都心とつながる(都心直通プロジェクト)|未来への取り組み|相鉄グループ
相鉄グループ「都心とつながる(都心直通プロジェクト)」のページです。相鉄グループは、快適な暮らしをサポートする事業を通じてお客様の喜びを実現し、地域社会の豊かな発展に貢献します。

東急の相鉄・東急直通線に関するページはこちら。

相鉄・東急直通線|東急電鉄
相鉄・東急直通線に関するページです。

都市鉄道利便促進事業「神奈川県東部方面線」HPはこちら。

都市鉄道利便増進事業 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線
神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線)は、都市鉄道等利便増進法に基づく鉄道整備事業。直通線開業により都心へ直結。乗換回数が減少。所要時間が短縮。新幹線へのアクセスが向上。沿線地域の活性化等に寄与。
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