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東急こどもの国線に乗る【横浜高速鉄道Y000系】

廃線跡
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東急こどもの国線に乗車しました。

東急こどもの国線とは、東急田園都市線の長津田駅からこどもの国駅までの短い路線です。単線で、途中駅として恩田駅があります。東急こどもの国線は横浜高速鉄道が第三種鉄道事業者として線路を保有し、東急電鉄が第二種鉄道事業者として運行を行っています。

東急こどもの国線路線図

運賃も他の東急の路線とは別体系になっており、全線均一運賃です。乗り継ぐ場合は他路線との合算運賃が必要になります。東急田園都市線の青葉台駅、田奈駅、つくし野駅、すずかけ台駅との間では乗り継ぎ割引が設定されており、合算運賃から20円引きとなります。

こどもの国線はもともと日本軍田奈弾薬庫への引き込み線でした。1965年に「こどもの国」が開業し、そのアクセス路線として再スタートしました。当初は社会福祉法人こどもの国協会が施設を保有し、東急が運行するという形態をとりましたが、沿線の宅地化が進み、通常の鉄道路線として運行するため、鉄道施設は横浜高速鉄道に譲渡されました。

なお、途中駅の恩田駅には「長津田車両工場」があり、東急電鉄と横浜高速鉄道の全車両の整備や、譲渡車両の改造工事などを行っています。

こどもの国線の起点である田園都市線長津田駅にやってきました。

こどもの国線では長津田駅からの乗車の場合はこどもの国か恩田での下車駅清算となり、長津田駅での改札はありません。上記画像の「処方せん」のあたりから改札を通らず直接ホームに行くことができます。田園都市線からの乗り換えの場合も下記画像のように改札を出てホームにむかいます。

こどもの国線は「こどもの国」へのアクセスを担う路線なので可愛らしい塗装がなされています。東急電鉄のマスコットキャラクター「のるるん」が牛の着ぐるみを着ていますが、これはこどもの国に隣接する「雪印こどもの国農場」の牛をモチーフにしたものです。

ホームに降りると、ちょうど電車が出発するところでした。

このように、ホームの反対側は外に繋がっています。

駅名標も東急のものとは違います。また、同じく横浜高速鉄道のみなとみらい線のものとも違うようです。左上の黄色いマークは、横浜高速鉄道株式会社のロゴマークの一部ですね。

再び先ほどの列車が折り返してきました。日中は20分間隔で運行されています。

車両は横浜高速鉄道Y000系2両編成。東急3000系をベースに新造したものです。長津田検車区に2両編成が3本在籍しています。このY001系は「うしでんしゃ」のラッピングになっています。

内装もこんな感じで賑やか。

大勢の乗客を乗せて出発です。奥に同じくY001系のY003もいます。

大きなカーブを抜けると、こどもの国までほぼ直線的に進みます。市街地を抜けて恩田川を渡ります。

恩田川を渡ると田畑が広がります。列車は築堤の上をゆっくり進んでいきます。奥に巨大な長津田車両工場が見えてきました。

長津田車両工場の脇を通過します。様々な車両が留置されているのが車窓からわかりました。

恩田駅に到着です。恩田駅は横浜高速鉄道の時代になってから新設されたもの。行き違いができるよう1面2線の構造になっています。

すぐに終点のこどもの国駅に到着しました。

線路は現在はこどもの国駅で寸断されていますが、かつては現在のこどもの国まで続いていました。

その廃線跡がこの道だと思います。

鉄道用地と他の土地を隔てる柵が現在も使われています。

廃線跡はそのまま直線的に現在のこどもの国の入り口に繋がっていたようです。

再び長津田に戻ることに。

来た時と同じ電車で長津田に戻りました。

こどもの国線は運賃が他の東急線とは別で計算されるため、割高になります。今回は渋谷駅から来たのですが、渋谷~こどもの国間が1,008円になるため、「東急線ワンデーパス」を利用しました。こどもの国線、世田谷線を含む東急線全線が一日乗り放題のお得なきっぷです。

東急線ワンデーパス|東急電鉄
東急線ワンデーパスに関するページです。
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