西武池袋線に乗って飯能に行く時、仏子を出たあと入間川を渡ります。その際、左手に古い鉄道橋が見えます。かつて西武池袋線が使っていた橋です。
この橋は西武池袋線の前身、武蔵野鉄道の開業した1915年(大正4年)に架けられたもので、西武鉄道になってからも使い続けられました。1969年に複線化と線形の改善のために新しい入間川橋梁が架けられ、その役目を終えた後も、そのままになっているということです。
旧入間川橋梁はいまの橋梁の南側に建てられており、橋の幅がより短くて済むように川に対して直角に設置したと考えられます。
元加治駅で降り、歩いて5分ほどで旧入間川橋梁が見える場所に出ます。
入間川は荒川へと繋がり、古くから木材の輸送などが行われてきた重要な川です。
入間川の上流にあたるこの辺りでは川の流れも澄んで美しく、魚や鴨が泳いでいました。
川沿いを旧橋梁の方に歩きます。奥の新橋梁に頻繁に電車が通ります。専門的な説明は詳しいサイトに任せて、写真をたくさん載せていきます。
100年前の建造物で、使われなくなってから50年以上経つものの、わりとしっかりと遺っていて形状も美しいです。
次に、反対側に渡ってみます。
周辺は西武鉄道の所有地で立ち入れません。
旧橋梁の奥の新橋梁を渡る電車を撮影してみました。
元加治駅の手前の踏切に、旧橋梁からの線路が通っていたと思われる敷地が少し見つかりました。この地点で新線路は分かれていったのでしょう。
ところで、元加治駅の駅舎と反対側には広い敷地がありました。扇状のどう見ても鉄道用地と思われる広さです。調べてみるともともとはこの駅は荷扱いの専用の駅で、のちに旅客も扱うようになったそうです。
また、この用地からかつては入間川まで引き込み線が伸びていて、入間川の砂利を運搬していたとか。
なかなか見応えのある景色でした。お散歩にもってこいです。飯能駅の隣の元加治駅から徒歩5分です。
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