住友不動産が運営する複合型商業施設「有明ガーデン」と「羽田エアポートガーデン」の間に、今年7月から無料シャトルバスが運行されています。
有明ガーデンについてはこちら
羽田エアポートガーデンについてはこちら
有明ガーデンは江東区有明の有明駅/国際展示場駅近くにあり、羽田エアポートガーデンは羽田空港第3ターミナルに直結しています。両施設を繋ぐバスとして運行されているのが無料シャトルバス「ガーデンシャトル」です。
運行は1日7往復。毎日運行しています。所要時間は40分で、すべて一般道を走行します。京成バスによる運行です。運賃は無料。
今回有明ガーデンを利用した際に最近できた羽田エアポートガーデンも行ってみようということでこのバスを利用してみました。
無料シャトルバスの有明ガーデンでののりばは、モール1階バスターミナルの4番のりば。イオンスタイルから行くとわかりやすいです。
ちょうど乗車する無料シャトルバスが停車していました。京成バスの高速バス車両で運行されます。
今回は12:30発の便に乗ります。発車15分前ですが、すでに待っている人がいました。
バスターミナルにはほかに、都営バスの東京駅丸の内南口行きや、吉祥寺駅からの高速バスも発着しています。
4番のりばは島のようになっており、横断歩道で渡っていく必要があります。「団体バスのりば」として案内されています。
立派な高速バス車両で運行されます。大型の荷物も預けられるので、大きなお買い物をしても安心。京成バス新習志野高速営業所の車両です。住友不動産と京成バスが輸送契約を結んで運行しているわけですが、一般路線にも使われる車両が入るようですね。
4番のりばからはほかに、京都大阪行きの夜行バス「アウルライナー」や、富山金沢行きの夜行バス「TANZAWA コネクトライナー」も発着しているようです。
また、前回乗車した関東バスの「吉祥寺お台場直行バス」も土休日限定で運転されており、ここ有明ガーデンが終点になっています(夏休み期間中は毎日運転)。
関東バスの吉祥寺お台場直行バス「湾01」系統に乗車した記録はこちら。
「ガーデンシャトル」のパンフレットはこちら。2023年8月現在の時刻表も載っています。
発車10分前になり、ドアが開きました。早速乗り込みます。スーツケースを預けている人もいました。
車内は一般的な4列シートですが、令和元年に導入されたばかりの新車のようです。
後方にはトイレもついています。
USBポートもありました。移動中のスマホの充電も完璧。
お盆期間中なのもあって最終的に満席に。家族連ればかりです。
出発します。「羽田エアポートガーデン、ホテルヴィラフォンテーヌグランド羽田空港行きです」とのアナウンスが流れます。ホテルは羽田エアポートガーデン内にあります。その後はひたすら羽田エアポートガーデンの案内が流れます。
有明ガーデン内にもホテルヴィラフォンテーヌグランドがあり、羽田エアポートガーデンと似た構造になっていますが、規模的には有明ガーデンの方が大きく、シアターなどもあります。
有明ガーデンを出ると有明中央橋を渡り、湾岸道路に入ります。
湾岸道路に入るとりんかい線国際展示場駅の裏手を走ります。羽田空港まで湾岸道路を進みます。
Googleマップによれば距離は約16キロ。バスの時刻表上の所要時間は40分ですが、渋滞がなければ24分で着くようです。なおこのバスは一般道を走行しますが、有料道路を使ったとしても所要時間は変わらないようです。
有明橋から夢の大橋を望みます。
お盆で渋滞するかと思いましたが、湾岸道路はスムーズ。羽田空港行きのリムジンバスに交じって進みます。
お台場エリアから大井エリアに入り、東海道新幹線の車両基地が見えました。子どもたちが喜ぶ声が車内に広がります。
京浜大橋を渡ると羽田空港が見えてきました。
羽田空港へ向かうリムジンバスに乗っていると錯覚しますが、このバスは羽田エアポートガーデン行き。施設利用者のための無料シャトルバスです。
最後に環八通りに入ります。円形の立体駐車場の横にそびえるのが羽田エアポートガーデンのホテルです。
ホテルヴィラフォンテーヌが見え、バスは羽田エアポートガーデンに到着しました。
結局渋滞もなく、羽田エアポートガーデンに13:00ちょうどに到着しました。定刻より10分早い、所要時間30分での到着です。
「ガーデンシャトル」が発着するのは13番のりば。有明ガーデン行きもこののりばから出発します。
羽田エアポートガーデンからは多くのバスは発着しているため、詳細はこちらのHPを見てみてください。
早速羽田エアポートガーデン内を探検します。日本の玄関口・羽田空港直結なため、和をイメージしたデザインです。
1階中央には能楽堂のようなイベントスペースがありました。
羽田エアポートガーデンは連絡通路「ジャパンプロムナード」で羽田空港第3ターミナル(旧国際線ターミナル)と直結しており、ターミナルの一部のように使うことができて便利です。
少し遅めのランチをして羽田エアポートガーデンを後にしました。
有明ガーデンも羽田エアポートガーデンも素晴らしい施設であることに間違いないですが、両施設をシャトルバスで結ぶことにPR以上の意味があるのか疑問でしたが、驚くことに満席で、ショッピング施設をはしごする需要があるのだなとわかりました。もちろん単純往復するだけでなく、観光の一環としてこのバスを利用する方もいるでしょう。
このバスがいつまで運行されるのか明らかではないですが、どちらも楽しい施設なので、ぜひ訪れる際は利用してみてください。