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【電気バス】西東京バスに導入されたBYD社製「K8」に乗る【首都圏の大型電気バスに乗る④】

バス
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東京都西部を走る西東京バスでは、2023年3月より大型電気バス3台を導入し、運行しています。

東京都初!大型EV路線バス(電気バス)を導入します|西東京バス株式会社
≪運行開始時期を延期いたします。詳しくはこちら≫ ≪プレスリリースPDFはこちら≫ ~青梅・あきる野・檜…

車両は中国のBYD社(比亜迪汽車)が製造する「K8」。すでに日本国内でも多く導入されており、脱炭素社会に向けた取り組みとして注目を集めています。

BYD製大型電気バス「K8」。BYD社HPより。

導入されたのは西東京バス五日市営業所に2台と、五日市営業所青梅支所に1台。当初は2023年3月上旬に運行開始を予定していましたが、発がん性物質「六価クロム」が部品に使われている問題を受け、運行開始が一旦延期されていました。

投入される路線は限定されておらず、管轄路線に幅広く運用されているようです。また、いつどこで電気バスが走っているかもわからないため、乗れたら幸運。

今回は五日市営業所に導入された電気バスに乗っていきます。JR五日市線の終点、武蔵五日市駅にやってきました。

電気バスの所属する五日市営業所は武蔵五日市駅のすぐ隣にあります。平日の15時半ごろやってくると、ちょうど電気バスが2台とも奥に停まっていました。充電する時は向かって右側に停めてあります。一台は西東京バスの通常のラッピング、もう一つは自治体名を冠した白のラッピングです。

まず先に自治体ラッピングの電気バスが駅にやってきました。15:52発の「五30系統」福生駅行きになります。

「五30系統」は武蔵五日市駅を出て日の出町内を横断し、主に永田橋通りを経由して福生駅に向かう路線です。

福生駅に向かう路線はすべて3番のりばから出発します。

武蔵五日市駅〜福生駅間を結ぶ路線は4系統あります。一番本数の多い先ほどの「五30系統」と、「五30系統」がイオンモール日の出/秋川駅まで延長運転するバージョンの「福27系統」、さらにその「福27系統」が阿伎留医療センターに停まらないバージョンの「福28系統」、そして、五日市線と並行するように走る本数の少ない「五20系統」です。

西東京バスラッピングの方に乗りたくて自治体ラッピングの方は見送ります。「あきる野市×西東京バス×檜原村」と書かれています。

側面に「でんきバス」と書かれているのが可愛いですね。端的に伝わってよいと思います。

続いて西東京バスラッピングの方もやってきました。16:02発のイオンモール日の出を経由する「福27系統」福生駅行きに入ります。

15:52発の「五30系統」に続いて16:02発の「福27系統」と立て続けに電気バスが入るのですね。どちらも福生駅に向かいますが、「福27」の方がイオンモールを経由する分所要時間が長くなります。

早速乗車していきます。福生駅まで全区間乗ります。武蔵五日市駅出発時点ではガラガラ。

「K8」の座席は背面がかなり傾斜しているのが特徴的です。リクライニングを倒してあるような形で快適。

窓に手すりがあるのも特徴的です。

武蔵五日市駅を出発します。所要時間44分の旅の始まりです。電気バスは燃料電池バスと同様、滑るように走ります。

まずは秋川街道を進みます。五日市線と交差し、坂を登って日の出町内へ。

秋川街道から日の出ヶ丘病院や日の出町役場などが並ぶ永田橋通りへ。日の出町内に入ると乗降が増えてきました。

しばらくは緑の美しい区間が続きます。武蔵五日市ではガラガラだったのが、日の出町内で徐々に混み合ってきました。

窓にはよく見るとBYDのロゴが。

途中の主要な停留所、日の出折返場に到着しました。ここまでの折り返しの便も多く設定されています。

バス停は折返場の前ではなく、JAあきがわ日の出経済センターの前にあります。ここでも複数の乗降がありました。

日の出町内を東西に流れる平井川を渡ります。美しい川です。

「ロン・ヤス会談」で有名な日の出山荘への入り口が見えました。1983年に日米首脳会談が開かれ、現在は記念館が建っています。

イオンモール日の出に寄るため、右折して永田橋通りを離れます。

まずは阿伎留医療センターに到着。構内に入り停車します。多くの乗降がありました。

続いてイオンモール日の出に到着。こちらも構内に入ります。乗客が大きく入れ替わりました。福生駅、武蔵五日市駅のほか、拝島駅行きや先ほどの折り返し場行きなど多くのバスが発着しています。病院とイオンは鉄道の駅と並んで交通の結節点になることが多いです。ここから秋川駅までは10分ほど、福生駅までは30分弱です。

イオンモール日の出を出るとあきる野市に入ります。秋川キララホールで満席になりました。多くの乗客を乗せて五日市線の秋川駅に到着です。

あきる野の中心部を通って再び永田橋通りに合流し、通りの名前の由来である永田橋を渡ります。多摩川に架かる橋です。橋を渡ると福生市に入ります。

福生駅の手前で先に出発した自治体ラッピングの電気バスとすれ違いました。立ち客もいるほど混み合いながら福生駅に到着です。

あっという間の44分間でした。

ちなみに自治体ラッピングの電気バスは折り返し16:45発の「五32系統」日の出折返場行きになります。別日に撮影した写真です。

バスは福生駅に到着後、満員の乗客を乗せて日の出折返場へ出て行きました。実際乗車した感覚としても、福生駅〜日の出町内間の乗降がほとんどでした。

西東京バス塗装の方のバスは折り返し、17:00発の「五30系統」武蔵五日市駅行きになります。

西東京バス五日市営業所は数多くの路線を持ち、電気バスがどの路線に入るかも固定されていませんが、見ている限り平日はだいたいこの時間のこの系統に入る形で固定されているようです(すぐに変わるかも)。

ぜひ参考にして乗ってみてください。青梅支所の方も乗ってみたいですね。

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