東京都練馬区は世界的にも都市農業が盛んで、農産物直売所も数多く見られます。名産品は大根とキャベツ。2019年には「世界都市農業サミット」が練馬区で開催されました。
そんな農産物をPRするため、練馬区は区内80か所もある農産物直売所の情報と、農産物を使った飲食店などを一括的に紹介するアプリ「とれたてねりま」をリリースしました。
アプリでは、
①区内約80か所にものぼる農産物直売所と、練馬区産の新鮮な農産物を使った飲食店が一目でわかる
②何が売られているかなどの各直売所の紹介
③ショップをお気に入りに登録すると、プッシュ通知で販売情報などが届く
④収穫体験やマルシェなどのイベント情報が届く
などの発信がされています。
早速ダウンロードしてみましょう。
まずは練馬区のキャラクター「ねり丸」がお出迎え。特産品である練馬大根をモチーフにしています。
「買う」、「食べる」、「イベント(マルシェ等)」の三本立て。
試しに農産物直売所のマップを見てみます。こんなにあるとは知りませんでした。各ピンをタップすると、「営業時間」「アクセス」「住所」「現在販売されている農産物」「お知らせ」などが分かる仕組みです。
これまで、農産物直売所があることを知っていても、その日に販売がされているかや、何が売られているかは、行ってみないとわからないのが当たり前でした。その不確実性は非日常体験としては面白いのですが、これだけ身近に農産物直売所がある状況で皆が当たり前に普段使いできるようにするために、こうした状況はありがたいです。
帰り道でアプリをチェックして何が売られているかを把握し、その他のものはスーパーで買ってお目当ての野菜は直売所で採れたてのものを地産地消。あるいはプッシュ通知で届いた販売情報で、その旬の野菜をメインに献立を考える。週末の収穫体験情報を知り、家族で出かける。などといった練馬区ならではの魅力的な生活スタイルが確立されていきそうです。
キウイやブルーベリー、みかんなどの果樹が売られていることもあり、野菜のついでに買ったりと食卓の幅が広がります。
南大泉地域の農産物直売所をめぐった記録はこちら
南大泉地域で行われた「南大泉2021農フェスタ」に行った記録はこちら
また、練馬区役所に新たに農産物自販機が設置されたとのことで、行ってみました。
設置されたのは本庁舎1階。約20種類の野菜が区内の生産者から届くとのこと。
正面の入り口から入ってすぐのところにありました。ここのほかにも農産物が売られているカフェがありました。
区役所の農産物自販機は、直売所の簡易的なタイプとは違い、飲料の自販機などと同じ仕組み。買う体験まで楽しいです。私は今回採れたてのサツマイモを購入。
都市の便利さを享受しながら、同時に、新鮮で安心な農産物を地産地消できる練馬区。区内に80か所も直売所があるというのは驚きです。その魅力を今回こうして行政がテクノロジーによって区民と「農」を近づけることは、さらに特色ある地域として認識されるだけでなく、これからの都市の在り方を提案する事例になると思いました。
ぜひダウンロードして農産物直売所を楽しんでみてください。
コメント
[…] […]
[…] […]
[…] […]