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【東急の通勤高速バス】Satellite Biz Linerに乗車【実証実験】

バス
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東急バスでは、市が尾駅・たまプラーザ駅~渋谷駅・東京駅間でシェアオフィスバス「Satellite Biz Liner」を実証運行しています。

「Satellite Biz Liner」は、バス車内で仕事をしながら目的地まで過ごす「動くシェアオフィス」をコンセプトとした新しい移動手段です。

 乗車と同時に仕事を開始すれば、通勤時間が就業時間に。たまプラーザ駅9時過ぎの発車で、朝の時間にゆとりが生まれます。帰りはたまプラーザ駅17時半に到着、同時に終業となれば自由な時間が広がります。

車内ではWi-Fi・化粧室のほか、株式会社ウェブシャークが展開する Yogibo の「Traybo2.0」をご用意しており、快適なテレワーク環境をご提供いたします。東急株式会社が実験中の「DENTO」サービスからチケットを購入いただいたお客さまには、運賃の割引や特別価格でご購入いただけるコーヒーのサービスがございます。また、車内は感染防止対策を徹底しておりますので安心してご利用いただけます。

東急バス

とのことで、混雑回避と着席補償、バス車内をオフィスのように使える設備を兼ねた「通勤高速バス」となっています。

https://www.tokyubus.co.jp/news/002340.html

さらなる詳細はこちらのプレスリリースがわかりやすいです。

朝便は、新羽営業所8:20発→市が尾駅8:45発→たまプラーザ駅(南口)9:05発→渋谷駅(渋谷フクラス)10:15着→東京駅南口10:45着、たまプラーザ駅までは乗車専用、渋谷駅と東京駅は降車専用です。

夕方便は、東京駅南口16:25発→渋谷駅(渋谷フクラス)17:05発→たまプラーザ駅(北口)17:35着→市が尾駅17:55着→新羽営業所18:25着、渋谷駅までは乗車専用、たまプラーザ駅からは降車専用です。

今回の実証実験で、夕方便に東京駅からたまプラーザ駅まで乗車したので記録します。

乗車は事前予約制で、オンラインで購入します。東急バスが参加している「発車オーライネット」で予約可能です。

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乗車を東京都、降車を神奈川県とすると出てきます。座席指定ではなく、定員制です。東京駅からたまプラーザ駅まで大人1,400円。購入は乗車の1時間前に行いましたが、その時点で残席は18でした。

たまプラーザまで定刻1時間10分のバス旅です。0101便01号車ということになっていました。久しぶりの発車オーライネット。以前より使いやすくなっている気がします。

予約だけも可能です。私はすぐに乗車なので、支払いも済ませて、モバイルチケットを発券します。

東京駅ののりばは、丸の内南口の3番のりばを使用します。JRバス関東が運行する燃料電池バスの「JR竹芝水素シャトルバス」が停車していました。

3番のりばは東急バス専用で、Satellite Biz Linerもこのバス停を使用します。東急バスは東京駅に乗り入れる系統を現在まで維持していて、高頻度で運行しています。2台ある燃料電池バスもこの路線に投入しています。このバス停があることでSatellite Biz Linerも運行しやすいのでしょう。

隣には都営バスのバス停が2つあり、こちらも燃料電池バスがよく走っています。こちらのバス停名は「東京駅丸の内南口」。

東急バスは「東京駅南口」です。等々力まで走る長い路線です。京王バスの深夜バスもここから出ているそうです(現在は運休中)。Satellite Biz Linerの案内ももちろん貼られています。

出発までしばらくあるのでぶらぶらしていると、バス停近くの東京海上日動ビル前に東急バスの車両が停車していました。おそらくこれがSatellite Biz Linerに使われる車両です。16:25発なので、次の16:19発の「東98」系統の路線バスが出てからのりばに入るのでしょう。

16:19の路線バスの出発と同時に高速バスが動きだし、バスロータリーに入ってきました。

路線バスのりばに高速バスが堂々の到着です。

私を含め、5人が乗車しました。

「高速」たまプラーザ・市が尾行きとなっています。

座席の間隔は広め。私は後ろのほうに座りました。

各座席にUSBポートが備わっています。

カップホルダーはテーブルについているタイプのものです。

座席は指定ではなく、空いているところに自由に座るスタイルです。指定だとシステムの都合で1か所に偏るためかもしれません。密を避ける狙いがあるのにそれだと不満が出てしまうので、状況に応じてばらけて座れるようにあえて自由席にしているのではないかと思います。

トイレもあります。これは渋滞でも安心。

せっかくなのでyogiboを借りることにしました。これがかなりいい!PCを使うのでなくても、膝にのせておくだけでこの上にいろいろ広げられて使いやすいです。ほかの高速バスや特急列車などでも借りられたらいいのに!

この商品ですね。yogibo traybo 2.0。ウエットティッシュも配られていました。

Traybo2.0 (トレイボー2.0) ラップトップデスク 膝上テーブル (アクアブルー)

東急バスのフリーWi-Fiが使えます。早速つなぎます。

いよいよ東京駅を出発です。高速バスでこのロータリーを通るのは珍しい体験だと思います。もしかしたら前述の京王バスの深夜バスも高速バスなのかもしれませんが。

まだ16時半。東急バスの乗車イメージとしては、この乗車時間は退勤ではなく勤務中という設定です。出発するとすぐに次の「東98」のバスが停留所に入っていました。まさに間を縫ってという感じです。

高速道路を通るのでシートベルトを着用します。なんと、サテライトビズライナー専用の自動放送がありました。「通勤高速バス、サテライトビズライナー、たまプラーザ駅、市が尾駅行き」と案内されています。

「東98」系統と同じように、東京駅を出て東京国際フォーラムの手前で右折した後、皇居の方に向かいます。

皇居の手前を左折します。

西日本JRバスの二階建てバスとすれ違いました。「アストロメガ」ですね。大阪駅発のグラン昼特急2号でしょうか。

またも二階建てバスがいました。こちらは昔からある「アストロキング」。何の運用でしょうか。

日比谷公園の手前で右折して、桜田門を通り過ぎます。

このへんは渋滞もなくスムーズに進みます。

国会議事堂の手前で左折し、霞ヶ関から首都高速に入ります。

名古屋バスとすれ違いました。ニュースター号でしょうか。

この時間の首都高は空いていました。

六本木、西麻布と通っていきます。

すぐに渋谷に到着。まだ渋滞もない時間です。

「通勤時間に着席して密を避けられます」ではなく、通勤時間とずらして、渋滞が少なくダイヤが組みやすい時間に設定して乗車中を勤務時間に含ませるという、新しい価値・スタイルを込みで売り込んでいるのがすごいですね。電源、Wi-Fiはもちろんのこと、PCを使いやすいようにyogiboの貸し出しを考えるなど、ソフト面も柔軟な発想と新たな価値の提供が素晴らしいです。

混雑が特に激しく、また着席通勤列車もない田園都市線ですから、コロナ禍でなくともこういった高速バスとの組み合わせが有効なのでしょう。

渋谷駅西口バスのりばの上を通ります。これからここに下りていきます。

渋谷で高速を降りて、西口バスのりばのフクラスへ向かいます。

東急バスの燃料電池バスとすれ違いました(写真は撮れず)。これは渋谷駅西口16:46発の「渋41」系統 大井町駅行きです。先日乗車しました。

早めに到着したため、のりばには入らず時間調整します。

先に到着する予定だった空港リムジンバスが出たので、改めてのりばに入ります。

渋谷フクラスの9番のりばを使用します。朝便の降車もここです。羽田空港、成田空港のリムジンバスも発着しています。

17:05出発。なんと乗車は1名でした。定員38名で乗車は計6名、私の購入時は残席18になっていたので、二人掛けを一人で使えるようにオンラインでの販売は半数の19席のみ売っていたのかもしれません。

バスのりばをぐるっと回って出発です。東急バスのほかに京王バスと小田急バスもここに発着しています。

改めて渋谷フクラスを見上げます。私はこのビルを東急プラザとして認識していました。

渋谷駅からたまプラーザ駅までは田園都市線で約20分。この区間だけだとあまり競争力はないかもしれません。朝便だと渋谷で降りる人がある程度いるのでしょうか。電車だと朝は特に混雑が著しい区間ですが、サテライトビズライナーは所要時間1時間10分を要します。

対して東京駅まで直通できるメリットは大きいです。渋谷でいちいち高速を降りるのはタイムロスが大きいので、たまプラーザ駅→霞ヶ関→東京駅としてはどうでしょうか。

西武のS-TRAINも、最大のターミナル池袋に停車せず、飯田橋、有楽町まで行くお客さんに絞って運転していますね。

池尻で再び首都高に乗ります。

次のたまプラーザまでは、下りは所要時間20分。渋滞がないので時間通りに着きそうです。

東京ICで東名高速に入ります。

砧公園を通過。東名高速と東急田園都市線が交差するのが鷺沼~たまプラーザ間なので、「通勤高速バス」を走らせやすい区間です。ちなみに通勤高速バスは新しい区分ではなく、「Tokyu E-Liner」という通勤高速バスも以前からありました。こちらは高速バスタイプではなく、またたまプラーザ周辺を発着するもののたまプラーザ駅には入らずに高速に乗って渋谷駅に向かうものです。

東名川崎で高速をおります。

川崎市バスがいました。

信号で少し詰まりながらも、たまプラーザにスムーズに着きました。

東急の街。

駅の中のバスターミナルに入っていきます。東急バスがずらり。

北口1番のりばに到着です。朝便は高速に入る向きの関係からか、南口の11番から出ます。下車は私ともう一人。なんと17:35ぴったりの到着です。

まだ明るいうちにたまプラーザ駅に着くことができました。

バスはこの後、田園都市線の市が尾駅、さらには新羽営業所まで向かいます。新羽は横浜市港北区で、新横浜駅から地下鉄で2駅という場所です。このあたりまで来ると座って仕事できるメリットがさらにありそう。ただ東京駅から全区間乗車すると約2時間もの行程です。

この実証実験は2020/4/28まで。引き続き本格運行となることを期待しましょう。

追記 残念ながら、2022年7月31日をもって通勤高速バスは路線廃止となりました。

コメント

  1. […] 【東急の通勤高速バス】Satellite Biz Linerに乗車【実証実験】東急が実証実験… 【西武/メトロ 座席指定列車】S-TRAINで豊洲→保谷を移動する西武鉄道と東京メトロが運行する座席指定型通勤列車S-TRAINを利用した記録です。夜の豊洲始発、小手指行きに乗ります。新木場からの移動でちょうどS-TRAINの時間に重なったため、快適に移動することができました。cariangintokyo.com2021.04.05 首都圏の燃料電池バス SORA 乗りつぶし ⑮東急バス「渋41」【渋谷駅-大井町駅】東急バスでは、2台目の燃料電池バスを目黒営業所に導入し、既存の自由が丘線と合わせて「渋41」系統品川線でも運行を開始しました。渋谷駅~大崎駅~大井町駅間を走る路線です。cariangintokyo.com2021.04.23 首都圏の燃料電池バス SORA 乗りつぶし ⑨京急バス「蒲95」【蒲田駅-羽田空港(羽田空港シャトル)】京急バスが導入した燃料電池バス2台は、現在、JR蒲田駅と羽田空港を結ぶ「蒲95 羽田空港シャトル」に投入されています。鎌田を出ると途中う大鳥居しか停まらず、羽田への速達性に優れた路線バスです。先日、羽田空港から蒲田駅まで乗車する機会がありました。cariangintokyo.com2021.04.17 鉄道 6020系 二子玉川駅 大井町線 大井町駅 東急電鉄 シェアする Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー shotaronをフォローする shotaron cari angin tokyo […]

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