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首都圏の燃料電池バス乗りつぶし⑱西武バス「所52」【所沢駅東口〜志木駅南口】

バス
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TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、大手バス会社各社で続々と導入されています。首都圏に限ると、都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バス、西武バス、東武バスウエストの計9社が運行中です。

TOYOTA燃料電池バス「SORA」

TOYOTAのHPより

現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししてみることにしました。今回は西武バスの燃料電池バスに乗ります。このバスには運行開始初日に「所55」所沢駅東口〜東所沢駅間で乗車したのですが、その後どのように定着しているかを見にいきます。

西武バスの燃料電池バスは、所沢営業所に1台が配属され、2020年12月から運行を開始。所沢駅東口発着の2系統に充当されています。

運行系統
【所52】所沢駅東口~東所沢駅~志木駅南口
【所55】所沢駅東口~安松~東所沢駅

西武池袋線/西武新宿線の所沢駅から武蔵野線の東所沢駅まで行く路線「所55」系統と、そこからさらに東武東上線の志木駅まで行く路線「所52」系統とあります。所沢駅東口には西武鉄道の本社もあり、空港行きのリムジンバスもここから出ています。

燃料電池バスは1台しかありませんが、午前中に所沢駅東口に行けば目にすることはそれほど難しくはないと思います。基本的に所沢駅と東所沢駅の短い路線を単純往復しているからです。

東所沢駅への「所55」系統は、燃料電池バスの投入初日に乗車したため、次は志木駅まで向かう長距離路線「所52」に乗りたいと思っていました。

志木駅への便は、平日早朝には設定があるようですが、時間的な制約があるため、いろいろ検索していると、土曜日のお昼に入るとの情報がありました。

今回ようやく所沢駅〜志木駅間のフル区間で燃料電池バスに乗車できたので、記録します。

所沢駅東口は、駅ビルを出ですぐの2番のりばを使用します。

土曜日の昼の所沢駅は賑やかです。バスも頻繁に発着し、乗客も多くいます。コロナ禍で都心に出ず地元で休日を過ごす人が増えたことや、所沢駅の大規模な再開発によって街の魅力が大幅に向上したことが理由としてあるでしょう。

土曜日の志木駅南口行きに燃料電池バスが入るのは、11時50分発の便です。これで志木まで往復したあと、東所沢まで行って車庫に入ります。

東所沢駅から燃料電池バスがやってきました。

すぐに折り返し志木駅南口行きになります。かっこいいですね。

西武バスの燃料電池車は、新しい外装の「S-tory」をまとっています。

この路線は乗客が多く、いつも立ち客が出るほど。

11:50発、12:42着の、約1時間弱の燃料電池バス旅。

後ろの方に座ることができました。燃料電池バスに当たったことをすごく喜んでいらっしゃる親子連れがいました。

電源は開放されていますが、通電しませんでした。フリーWi-Fiはありません。

駅を出て、所沢陸橋通りで早速渋滞です。西武池袋線と立体交差します。

右折して所沢青梅線に入り、東所沢駅まで直進します。ここはバスが多い通り。山田うどんやヤオコーなど埼玉らしい景色が続きます。

一旦東所沢駅の南口側に出た後、武蔵野線を超えて北側のバスターミナルへ向かいます。

東所沢駅も最近新しくなりました。角川武蔵野ミュージアムのあるところざわサクラタウンの最寄りは実は東所沢駅です。ほどほどに栄えていて住むには便利そうな駅です。

東所沢駅に寄り道した後は再び所沢青梅線に戻り、英インターまで北上していきます。

再び武蔵野線を越えます。写真は新秋津方。

次の停留所は「名古屋」です。突然大都市の地名が出てきました。

ちかくには「名古屋公園」があるそうです。この辺りは昔、「滝の城」というお城がありましたが、それに関連するのでしょうか。

次の停留所は「本郷」で、名古屋を含めたこの地区の名前です。その次は「城」。前述の滝の城に由来する地名です。埼玉県所沢市城。結構広いエリアです。

滝の城は戦国時代、八王子の滝山城の支城であったとか。その後豊臣方に滅ぼされています。城エリアを抜けると、工業風景が広がりました。すぐ近くに所沢ICがあります。

ここからも名前が面白く、次は「坂の下上」。なにかと古風な雰囲気を漂わせています。次は「金比羅」。金毘羅山のある東光寺の最寄りです。この辺には柳瀬荘というお屋敷があるそうです。

続いて、「坂の下」、「西側」、「中野」と続きます。この辺に入るともう埼玉県新座市です。浦和所沢バイパスと川越街道が交差する「英インター」を左折します。英と書いて「はなぶさ」と読みます。

中野バス停。志木駅へは英インターを右折ですが、跡見女子大に寄るために左折します。

跡見女子大の構内に入ります。

跡見学園女子大学新座キャンパス。立派な大学です。

土曜日ですが、数人の学生さんが乗り込んできました。スクールバスが新座駅と志木駅に出ているようですが、土曜日は少ないのでしょうか。

再び中野を経由し、今度は川越街道をすすみます。柳瀬川を渡りました。

途中で旧川越街道の細い道に入り、古い街並みを抜けていきます。新座駅は川越街道の方が近く、「新座駅北入口」バス停は駅から結構離れています。

続いて野火止エリアに入ります。野火止と書いて「のびとめ」と読みます。かつて焼き畑が行われていた頃に、人家に火が及ばないように堤防を築いていた場所だそうです。左折して志木街道に入り、直進して志木駅まで向かいます。

進行方向左手に立教大学新座キャンパスがあります。広いキャンパスです。立教新座中高の生徒さんたちがたくさん見えました。スクールバスも頻繁に発着しています。

志木駅南口に到着です。渋滞による遅れは回復せず、10分ほど遅れて到着しました。運賃はIC利用で419円でした。

南口は西武バスの牙城で、あとは東武バスウエストが一本とコミュニティバス、スクールバスが発着しているようです。

西武バスの新旧塗装と燃料電池車が並びました。

間をおかずして、すぐに13時00分発の所沢駅東口行きに入ります。この便も満席になっていました。

志木駅南口は3番のりばから発車します。

志木駅に燃料電池バスがやってくるのはそう頻繁ではありません。私が確認した限りでは平日の早朝とこの土曜日お昼の便のみ。

ダイヤを書いておきます。固定だと思いますが、保証はできません。

土曜日ダイヤ
所沢駅東口11:50〜志木駅南口12:42
志木駅南口13:00〜所沢駅東口13:52

みなさんも狙って乗ってみてください。

追記 2022年11月より、土休日限定で航空公園駅~東所沢駅を結ぶ「航02」系統が誕生し、燃料電池バスが投入されています。早速乗車してきました。時刻等もこちらから。

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