2021年7月21日、JR総武線各駅停車の飯田橋駅に「史跡眺望テラス」がオープンしました。
これは、昨年完成した西口駅舎の2階に整備されたもので、江戸城の外堀や牛込見附跡を眺めることができるスポットです。
史跡眺望テラスからは、駅に隣接する「牛込見附跡」と「江戸城外堀跡」の2つの重要文化財が眺望でき、史跡紹介解説板にて江戸の歴史を学ぶことができます。
オープン初日の7/21に早速訪れてみました。
JR飯田橋駅の西口に出ます。外観は歴史的なものと現代的なものが融合したようなデザイン。この2階が本日共用開始されたテラスです。
「史跡眺望テラス」と合わせて2階のテナントにも新店舗がオープンしたのですが、1階にも店舗があり、高級パン店が入っています。
まずは1階のデッキを眺めてみましょう。こちらには江戸城についてや外堀、見附などの紹介がなされています。ちゃんと英語でも併記されています。
外堀跡見学のための広域案内図や、
石垣の石と思われる展示も。
続いて2階にあがります。新たにオープンした店舗の案内が配られていました。
正式には「エキュートエディション飯田橋」というそうです。新たにオープンしたのは、「Precce Iidabashi DELI MARKET」と「GODIVA café Iidabashi」。
店舗の行列の脇を抜けて「史跡眺望テラス」に出ます。醒めるような青空の下に、中央線総武線の線路と外堀、ビル群が一望できます。
神楽坂、市ヶ谷方面は昔からのビル群。
そして、比較的新しいさくらテラスの真下にある石造の構造物が、牛込見附です。これは、1639年に築かれた外郭門の跡。上州道に続いていたそうです。
また、この辺りにはJR中央線の前身である甲武鉄道の牛込駅がありました。甲武鉄道や牛込駅についての解説も詳細に書かれています。
再び1階に降りてきました。今度は外堀の構造の説明を発見。
暑い中でしたが、良い勉強になりました。
「史跡眺望テラス」は改札外にあるため、JR線を利用しない人も見学することができます。江戸城の遺構やその後の中央線の歴史などを手軽に学ぶことができ、おもしろいスポットです。
飯田橋駅のホームにきました。電車を待つ間、ここからも外堀の構造を眺めることができます。
飯田橋駅には総武線のみ停車します。地形に勾配があるため、中央線の線路は一段高いところにあります。総武線の方は地形を平坦にする工事を施し、ホームを造りました。
駅にいながらにして無料で東京の歴史観光が楽しめる素晴らしいスポットが誕生しました。ぜひ訪れてみてください。
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