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【コスパ最強旅】「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMA プラチナルート乗車券」を使ってみた

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「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMA プラチナルート乗車券」とは

「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMA プラチナルート乗車券」とは、東武東上線、東武越生線と、秩父鉄道(三峯口〜ふかや花園)が1日乗り降り自由のきっぷです。

https://www.tobu.co.jp/odekake/ticket/tojo-line/saitama_platinum.html

「プラチナルート」とは、川越、長瀞、秩父などの有名観光地を一体的にめぐるルートとして埼玉県が提唱するもので、東武東上線、秩父鉄道線を使って効率よく観光することができるルートです。

東武鉄道HPより

値段は大人2,000円。池袋~寄居〜三峰口間が片道1,812円(IC)であるため、いかにお得かがわかります。単純往復するだけで1,624円もお得になります。

乗り放題の区間東武東上線全線
東武越生線全線
秩父鉄道(寄居~三峰口間)
金額大人 2,000円
子ども 1,000円
※東武東上線TJライナー、秩父鉄道パレオエクスプレス、急行「秩父路」は別途料金が必要
発売場所東武東上線・東武越生線の各駅
秩父鉄道(寄居~三峰口間)の各駅
有効期間一日間(販売当日限り)

このチケットの面白い点は、東上線も池袋からフリー区間であることです。よくある、観光地までの往復と観光地のフリー区間という組み合わせではなく、全体が乗り降り自由なフリー区間です。そのため、秩父に行くついでに東上線内もいろいろ降りてみたい、という使い方が楽しめます。東上線のみのフリーきっぷは基本的には存在しない(不定期で期間限定で出る場合はある)ため、このきっぷの使い勝手は広がります。

以前は1,900円でしたが、値上げとともに現在は、寄居〜ふかや花園間が追加されています。これにより、秩父・長瀞で遊んだ後、「深谷花園アウトレット」で買い物して帰ることもできるようになりました。

また、秩父鉄道の末端区間である影森~三峰口間には廃線の議論も出ていますが、まさにその区間もフリー区間の対象で、早めに乗っておきたいという方はぜひこのきっぷを使われるといいかと思います。

使ってみた

「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMA プラチナルート乗車券」は、券売機では買えません。「おトクなきっぷ」を押しても出てきません。

各駅の窓口で申し出て購入してください。すぐに発行してもらえます。

きっぷはこのような感じ。謎に埼玉県の形が描かれていますが、「埼玉県民の日フリーきっぷ」と違って、東京都内も乗り降り自由。

まずは川越特急に乗車します。

川越特急は午前中の時間帯、30分に一本やってくる最速達種別。川越より先に行くならこれが一番快適です。

座席は首都圏では珍しい転換クロス。通勤時間帯に「TJライナー」として使われる車両をクロスのまま料金なしで乗れるのがこの特急です。西武のリクライニングシートには敵いませんが、あちらは有料。

出発です。山手線の車両が朝のお勤めを経て留置線に休憩に向かってます。

そんな山手線が眠る板橋の電流線。ここに相鉄の車両も来ます。

東上線の始まりの地とも言える下板橋駅を通過。

かつてはその先の、東武百貨店の物流センターあたりに下板橋駅はありました。

そのすぐ先の、この山手通りと交差する手前には、戦時中までは「金井窪駅」という駅がありました。現在はその遺構を見ることはできません。

かつての「金井窪駅」跡地

地下鉄線が上から降りてきます。川越特急はなんと和光市は通過。

ここからは複々線!川越特急は水を得た魚のようにかっ飛ばします。

池袋を出て初めての停車駅、朝霞台を出ると、次は川越まで停まりません。

まずは川越で下車。今日は廃線跡・廃駅めぐりをします。川越線に乗り換えです。

隣の西川越駅で下車。

田園地帯を歩いて、かつて存在した「田面沢駅」跡地を見に行きました。大正の時代、このあたりに駅がありました。

かつての「田面沢駅」の跡地

再び川越駅に戻り、今度は森林公園行きに乗車。

ステンドグラスが大変美しい坂戸駅で下車します。

坂戸で見たかったのは、砂利採取線の廃線跡。高麗川の砂利を採取していました。

再び東上線に乗車し、今度は高坂駅で下車します。今度は美しい絵が出迎えてくれました。

高坂駅で見たかったのは、日本セメント専用線の廃線跡。ここから終点の秩父鉱業東松山鉱業所、高本駅まで続いていました。

廃線跡は散策路になっています。

再び乗車し、森林公園で乗り換えです。ここからは4両編成の8000系になります。10両の電車からたくさんの人が乗りかえるため、車内は満員に。

終点の寄居駅で下車し、いよいよ秩父鉄道に乗り換えます。

自動改札機はないので、そのままホームに向かいます。秩父鉄道のホームでは、古き良き案内板が。

元東急8500系改め、秩父鉄道7000系がやってきました。カラフルなラッピングですが、窓は汚く、車窓は楽しみにくいです。

長瀞駅で下車しました。タイミングよく、石灰石輸送の貨物列車と行き違い!

たまには観光ということで、荒川に岩畳を見にいきます。

幻想的で美しい景色。まだ夏本番ではないので観光客も少なめです。

再び秩父鉄道に乗り込みます。長瀞で満員になった車内も、徐々に空いてきました。

今度は影森駅で下車しました。

影森駅は運行の拠点の一つ。ここで折り返す運用が多いです。今度は都営6000形改め、秩父鉄道5000系がやってきました。熊谷行きとなるようです。

踏切を渡って武甲山の側に向かいます。

なんと踏切小屋が残っています。すでに見どころいっぱいの影森駅。

渡ると大きな栗の木が花を咲かせていました。

影森駅で見たかったものの一つがこの貨物線。これは現役の路線、三ノ輪線です。この先の秩父太平洋セメント三輪鉱業所まで続いています。この奥(下)に見えるのが秩父鉄道の本線です。

まるで廃線跡のような雰囲気。貨物列車が走る姿を眺めたいものです。

これは世にも珍しい、第3種踏切。警報機のみが設置されている踏切です。といっても通常の「カンカン」という警報ではなく、日本語による警告文が流れます。しかも、列車が来るときに鳴るのではなく、人が踏切に近づくと警告が流れます。正確には第4種踏切?

踏切を渡って跨線橋から本線と貨物線を眺めます。

次に見るのは、秩父鉄道武甲線の廃線跡。秩父鉄道が大正期に建設した貨物線です。この武甲線の建設により、秩父鉄道は石灰石輸送を開始ししました。熊に本当に気を付けなければなりません。

大きなクルミの実がなっていました。

廃線跡を進みます。まっすぐ立っているのは、古レールです。武甲線のものでしょう。

blaenavon steelと読めます。イギリスの会社です。明治大正期はレールや橋梁などは輸入されていました。

さらに進むと、レールが放置されていました。武甲線の廃止は1984年。すでに40年以上経っています。この先は行っていいかわからなかったので引き返します。

今度は先程見た現役線の方にきました。この頼りないレールの上を貨物列車が走ります。

秩父太平洋セメント三輪鉱業所まで辿りつきました。独特な雰囲気。

再び影森駅に戻り、帰りは急行列車に乗ることに。影森発熊谷行きの「秩父路号」です。

素晴らしい魔改造列車。いつまでも走っていてほしいものですが…。

心地よい揺れを感じながら、去り行くセメント工場の景色を眺めます。

これが急行券。今時貴重です。影森駅の窓口で購入しました。

名残惜しくも寄居で下車し、東上線を乗り継いで池袋に戻りました。次は越生線にも乗ってみようと思います。

かなりお得なきっぷなので、ぜひ利用してみてください。

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