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京王バス「030系統」に投入された大型電気バス「BYD K8 2.0」に乗車【BT東京八重洲~バスタ新宿~永福町駅】

バス
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京王バス永福町営業所が運行する「030系統」に、新たに大型電気バスが投入されました。

BYD K8 2.0(BYD公式ホームページより)

「030系統」とは、永福町~新宿駅西口~バスターミナル東京八重洲を結ぶ系統で、永福町から新宿駅西口までは各停留所に停まり、新宿駅西口からはバスタ新宿を経て急行運転し、バスターミナル東京八重洲に至ります。新宿駅西口からの停車はバスタ新宿、新宿御苑、四谷三丁目のみ。また、復路は新橋を経由するなど、面白い路線です。全区間が均一運賃の230円で乗車できます。

「030系統」の前身である「050系統」(渋谷駅~新宿駅西口~バスターミナル東京八重洲)は、水素で走る燃料電池バス「sora」で運転されていましたが、「030系統」になり、一般車両が使われるようになりました。

永福町営業所に在籍している2台の燃料電池バスは使われなくなり、八幡山駅近くにある永福町営業所世田谷車庫に留置されているのが目撃されていました。また、永福町営業所にはかねてから大型電気バスが導入されていましたが、デビューに至っていない状態でした。

そのため、将来的にはこの大型電気バスを「030系統」および0.5往復だけ残された「050系統」に充当されるのであろうという見方がされていましたが、それがようやくデビューした形です。

また、燃料電池バスが投入されなくなった背景には、「030系統」になり、ダイヤ的に水素充填の時間がないことなどが指摘されています。

2026年現在の運行本数は、なんと日曜・祝日のみの1往復。大幅に減便されています。

今回、日曜日に東京駅に行く機会がありましたので、「030系統」に投入されている大型電気バスに乗車しに行きます。今回は、バスターミナル東京八重洲からバスタ新宿まで、2つの大型バスターミナル間を「030系統」で移動します。

東京駅からは、地下街を経由するか、横断歩道で向かい側のミッドタウン八重洲に向かう必要があります。バスターミナルは地下にあります。京王電鉄バスが運営しています。

のりばはB16のりば。この高速バスターミナルにおいて、唯一の路線バスの乗り入れです。永福町よりやってきた往路便は、八重洲着が13:25ですが、急行運転区間でバス停間が広いため、大幅に早着して13時過ぎには到着していました。バスは一度引き上げます。

B16のりばには日中の発着はなく、この路線バスが唯一の発便です。反対側では千葉に向かうバスが頻繁に出ていきます。こののりばが本格的に活躍するのは夜。

発車10分ほど前の13:25頃、再びバスが入ってきました。本来の到着時間です。すぐに改札が始まり(案内があり扉が開く)、乗車します。運賃は先払いの230円。地味に価格面では鉄道に対しては優位性があります。鉄道だと東京~新宿間が253円、東京~永福町間が369円。

大型電気バスならではのゆったりとした車内です。

天井も高く、開放感があります。

安心と信頼のBYD。京王バスでは現在は国産の電気バスも走らせていますが、その先駆けとなったのがこのBYD K8です。大手各社で運行されています。

座席にはUSBポートが設置されており、充電可能です。

実際に使ってみましたが、通電しています。これは便利。

定刻にバスターミナル東京八重洲を出発。地上に上がります。乗客は4名のみ。

路線バスなのに高速バスのように悠々と走るこの急行運転区間は何度乗っても楽しいもの。ただ、電気バスは一般車よりは快適ですが、乗り心地はTOYOTA「sora」の方が上かなと、個人的には感じます。

景色を楽しんでいるうちに、次の停留所「新橋駅」に到着。と言っても駅前ではなく、昭和通りに停まります。

乗り降りはなく、築地虎ノ門トンネルへ。ガラガラの車内で海外の電気バスに乗り、都心のトンネルを駆け抜ける、なんだか不思議な時間。

次の「四谷一丁目」まで18分も停まりません。観光案内こそないものの、これは観光遊覧バス。都心の移り変わる景色を楽しみます。

赤坂見附を抜けて行きます。ニューオータニがちらりと見えます。

ようやく「四谷一丁目」に到着。早着したのでしばらく待ちます。

「東京メトロ新宿御苑前駅」、「新宿二丁目仲通り」、「新宿三丁目」と停車し、次は「バスタ新宿」です。こちらで降ります。

ひっきりなしに出入りする高速バスに紛れて、京王の電気バスも乗り入れます。

無事バスタ新宿に到着です。なお、確認するのを忘れましたが、バスタ新宿ではWEバスの停留所を現在も使っているようです。WEバス自体は2026年3月に運行を終了しています。

電気バスはかっこいいですね。

030系統の新設時には平日・土休日とも2.5往復存在しましたが、すぐに平日運休、そして土曜も運休と、大幅に本数を減らし、いまは免許維持路線のような状態です。BYD K8は日祝は基本的に030に入りますが、平日・土曜は永福町営業所の各路線で活躍しています。

山手線の内側に乗り入れて東京駅に入るというセンセーショナルさで、鳴り物入りで登場した「052系統」、そしてその後の「050系統」、「030系統」ですが、2021年の誕生から3年目にして週1往復となり、現在に至ります。やはりこうした路線は宣伝効果だけでなく、需給面もしっかりしていないと定着しないのだなといった印象を受けます。

バスターミナル東京八重洲の自社運営により、同じく京王が運行していたWEバスの停留所を活かしての華々しいデビューでしたが、趣味的なおもしろさ以上の価値が生まれなかったと推察されます。

実際、本数や停留所の少なさから、思った以上に普段使いするのが難しい路線です。タイミングが合えば観光に活かせるといったところでしょうか。

ただ、繰り返しになりますが、「大型電気バス」「急行運転」「都心を周遊」と、趣味的にはおもしろいことばかりのバスです。また、こうした「乗り得」と言えるような列車やバスはどんどんなくなってきています。「030系統」はまさに、令和に生まれた乗り得おもしろ路線。

ぜひ一度乗ってみてください。

時刻などはこちらで。

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「052系統」時代の乗車記はこちら。バスターミナル東京八重洲開業前で、四ツ谷→大手町→新橋というルートでした。水素で走る燃料電池バスで運行されていました。

バスターミナル東京八重洲の乗り入れ開始後、「050系統」として運行されていた時代の乗車記はこちら。こちらも燃料電池バスでの運行でした。

そして、「030系統」時代になり、電気バス投入前の一般車両で運行されていた時期の乗車記はこちら。ここで永福町駅発となりました。

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