【西武鉄道・JR】秋津・新秋津の連絡線を歩く

おさんぽ

2022.09.01 2021.04.12

西武鉄道とJRは西武池袋線の秋津駅付近とJR武蔵野線の新秋津駅付近にある連絡線で繋がっており、時折車両の行き来などを見ることができます。連絡線は所沢駅の構内から西武池袋線の上下線とは別に並走する形で伸びていて、秋津駅に入る手前で右に曲がり、神社の地下に消えていきます。その後、トンネルを抜けて新秋津駅の先で武蔵野線に合流します。

この連絡線は、かつては両社間の貨物の受け渡しなどの連絡を池袋駅や国分寺駅でしていたものを、貨物輸送をやめたことや、山手貨物線や中央線の混雑などの観点から新たに秋津に作られたものです。

西武線には新車の納入や車両の譲渡に際してJR貨物に甲種回送してもらうことのほかに、他の西武線の路線と一切接続していない西武多摩川線があり、多摩川線の車両の回送や検査などでの移動をJR貨物が担うという事情があります。多摩川線とJR中央線が接する武蔵境駅から立川方面に一度のスイッチバックで済む新秋津は便利ですね。

そんな秋津の連絡線付近を歩いてみました。

地図を拡大してよく見てみると、所沢駅から西武池袋線の本線とは別に細い線が伸びていることがわかります。それがちょうど蛇行する川のあたりで南に分岐し、秋津神社のあたりで消えます。

西武池袋線とJR武蔵野線は立体交差をしていて、西武池袋線が地上を、武蔵野線はそれより一段低いところを走っています。そのため連絡線の秋津神社のあたりからから坂を下りていき、地下区間となるのです。

さらに、航空写真で見てみるとわかりますが、連絡線は新秋津駅のすぐ南方で合流し、地上からも見えるようになっています。

ロータリーの下のトンネルから左側に1本だけ独立して出てきた線路が連絡線です。連絡線とJR線はさらにずっと南の方で繋がっています。

まずは秋津神社に行ってみましょう。