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【西武新宿線/拝島線】着席通勤列車「拝島ライナー」に乗車【40000系】

鉄道
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西武鉄道が運行する着席通勤列車「拝島ライナー」に乗車しました。

拝島ライナーは西武新宿線の西武新宿駅から西武拝島線の拝島駅まで、夕方から夜に下り列車のみ設定されています。クロス/ロング両対応の40000系列車が使われ、平日、土休日とも設定があります。17:15発から1時間ごとに、22:15発まで6本運転されています。座席指定料金は大人300円、子ども150円。

拝島ライナー
西武鉄道の「拝島ライナー」について。西武鉄道のご利用に関する情報をご紹介。運行情報から、各駅時刻表、路線図、特急ラビュー・特急レッドアロー号・S-TRAIN・拝島ライナーのご案内、乗換案内、運賃、臨時電車情報、バリアフリー施設なの情報を提供しています。

【追記】2023年3月から朝も拝島ライナーが運転されることになりました。拝島発西武新宿行きが、拝島6:28発と拝島8:00発の2本運転されます。また、座席指定料金が大人400円、子ども200円に値上げされました。

西武池袋線には「S-TRAIN」が運行されていますが、その西武新宿線/拝島線バージョンとなります。乗車には指定券が必要で、オンラインでも購入できます。停車駅は、西武新宿を出ると高田馬場と、小平からの各駅です。西武新宿と高田馬場は乗車専用で、西武新宿線と西武拝島線が分岐する小平までノンストップで運転。その後は指定券がなくても乗車できます。

今回は、平日の西武新宿17:15発の拝島ライナー1号に乗車して、終点の拝島まで向かいます。

指定券は西武鉄道のオンライン予約サイト「SMOOZ」で購入。座席を選んで指定することができます。

9号車の窓側を指定しました。

西武新宿駅からは、17時台から22時台まで毎時15分に出発。特急列車「小江戸号」はこの時間は30分間隔で運転されており、拝島ライナーはその間を縫って発車します。17:00発の特急小江戸25号と17:30発の小江戸27号の間に17:15発拝島ライナーといった具合です。

拝島ライナーは特急専用ホームから出ます。西武新宿駅のホームはは各停用ホーム、特急用ホーム、急行などの料金不要の優等列車用ホームの3つがあります。

こちらは急行などが使うホーム。

こちらは特急ホーム。拝島ライナー1号が回送で入線してきました。

車両は小手指所属。先頭車のパートナーゾーンですが、S-TRAINが池袋方にあるのと違い、拝島方にあります。

S-TRAIN同様、誤乗防止のため各車両ひとつだけドアが開きます。

レストラン列車「52席の至福」も同じ2番ホームから。

9号車にしたのは、車内を撮影するためです。西武新宿では改札の位置の関係で、後ろ寄りの車両が好まれ、高田馬場では前の方の車両が好まれます。そのため西武新宿段階では前の方の車両には人が少ないのです。

車両両端はロングシート。もちろんここを指定することもできます。

西武新宿駅からはこの車両には私の他にあと一名のみ。

ロング/クロス両対応の通勤列車は最近大手私鉄でよく導入されていますが、どこも座り心地はいいとは言えません。座席は硬く、リクライニングもなし。

40000系にはフリーWi-Fiが備わっています。これは一般列車としての運用時にも使えます。

窓側の席にはコンセントもあります。

先に各駅停車上石神井行きが出発。この列車を中井で追い越します。3番線には急行本川越行き。拝島ライナーのあとの発車です。1番線に別の各駅停車が入ってきたのと入れ違いに、ようやく発車です。

西武新宿の特急ホームにはこのあと17:17に特急小江戸号が到着します。

次は高田馬場です。乗車専用。

高田馬場で9号車にも多くの人が乗車してきました。

山手線の下を潜ります。

小平から拝島線内は各駅に停まります。一般列車と同様に指定料金不要で乗降が可能です。

中井で先に発車した各駅停車を追い抜きます。中井では優等列車の待避で5分ほど待つことも。上下線のほかに真ん中に通過線があり、上り下りのどちらの優等列車も使用します。

新井薬師前の手前からから沼袋の先までは地下化工事が進んでいます。

新井薬師駅付近も様変わりしました。

新井薬師前駅。今はまだ地上の姿です。

沼袋駅。こちらもすでに以前とは違った姿をしています。

鷺宮で再び各駅停車を追い抜き、上石神井でさらに各停を追い抜きます。スピードを落とすことなく進みます。

田無の手前で、列車が詰まっている関係で減速し始めました。田無では始発列車が多く設定されています。

田無を通過。土日に一本だけ走る快速急行では高田馬場の次の停車駅です。

小金井周辺になると、空が広くなります。

新宿線と拝島線の分岐点、小平に到着しました。

新宿線の各駅停車新所沢行きと接続します。奥にいる40000系は回送列車で、この後次の拝島ライナー2号になります。

ここからは一般列車として運転するため、全扉を開閉します。降りる人は少なく、乗ってくる人は多数いました。

待たせていた新所沢行きが先に発車。続いて拝島ライナーという名の各駅停車が発車です。拝島線は左にカーブしていきます。

次の萩山に着きました。西武多摩湖線と乗り換えられます。

多摩湖線などの方が歴史が古く、拝島線はそれらと接続するためにくねくね走ります。

萩山を出ると高架線になり、府中街道を跨ぎます。

次の小川駅の手前で地上に降り、西武国分寺線と合流します。

国分寺線は多摩湖線よりさらに古く、小川駅は西武鉄道最古の駅でもあります。当時は川越鉄道と呼ばれていました。

そんな歴史的な路線をつなぎ合わせるようにくねくね走っていた拝島線ですが、東大和市からは玉川上水沿いをほぼ直進します。玉川上水車両基地が見えました。

玉川上水駅は多摩都市モノレールとの乗り換え駅です。結構多くの人が下車しました。玉川上水始発の列車も多くあります。

武蔵砂川までは、単線区間になります。用地はある ものの草だらけでした。

のどかな西武立川駅に到着です。

JR拝島駅に横付けするようにカーブしていきます。

拝島駅の手前で、米軍の横田基地にのびる専用線が伸びています。

拝島では車内清掃後、各駅停車小平行きになります。

小平までは営業運転して、そこからさらに回送で西武新宿にもっていくのですね。おもしろそうなのであとで乗ってみることに。

JR側では八高線の車両やディーゼル機関車がいました。

一旦改札を出て拝島駅周辺を散策することに。次の拝島ライナーも折り返し各駅停車小平行きになるようなので、それに乗って小平まで戻ることにします。

米軍基地への専用線を眺め、

玉川上水を眺め、

玉川上水に架かる橋を眺め、

再び拝島駅に戻ります。

ホームでは、各駅停車小平行きが入りますと案内されますが、一度ドアが閉まり車内整備、車内清掃をする旨が放送されます。

拝島ライナー2号がやってきました。結構多くの人が下車しています。ここから慌ただしく車内整備が始まります。降車や忘れ物などの確認が終わった後、まず車内の電気が切り替わります。

写真では伝わりづらいですが、電球色から昼光色に切り替わります。拝島ライナーやS-TRAINでは、車内でリラックスできるようになのか電球色が使われています。

この列車は折り返し次の拝島ライナーに充当するための回送のようなものですが、営業運転する以上ちゃんと規定通りに変えるのですね。

座席が動き始めました。

クロスシートの向きを変えるのかと思いきや、

ロングシートに切り替えです。東上線の着席列車の送り込みのように、クロスシートのままいけるものだと思っていました。

小平で再び拝島方面向きにクロスシートにするのでしょう。小平から西武新宿までは回送運転です。

終点小平に到着しました。

まず、再び電球色に切り替わります。その後、今度は時間があるからなのか、確認作業をしながらひと車両ずつ座席を回転させていました。

ここで拝島ライナー5号の到着を待ちます。1号に乗車した際も小平で回送の拝島ライナー車両が待っていました。拝島ライナー3号となる列車です。このように2編成の40000系で運用されています。

西武新宿線は乗客が増えている路線だそうで、拝島ライナーも順調そうに見えます。S-TRAINと違い距離の短い路線で、なおかつ回送区間は新宿線内だけ(S-TRAINは小手指→新木場→豊洲というような長距離の回送がある)など、効率も良さそうです。

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