TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、首都圏の大手バス会社各社で導入されています。つい先日は西武バスと東武バスウエストがそれぞれ1台ずつ営業開始。すでに導入している都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バスに加え、計9社が運行中です。
TOYOTA燃料電池バス「SORA」
現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししてみることにしました。今回は東武バスウエストの燃料電池バスに乗ります。
東武バスウエストは埼玉県の主に南西部と大宮地区で運行する会社です。燃料電池バスはつい先日の2020年12月3日に埼玉県内で2例目として導入され、新座営業事務所に所属しています。充当される路線は、東武東上線の鶴瀬駅から「ららぽーと富士見」までを結ぶ「鶴02系統」です。
運行系統 | 「鶴02」鶴瀬駅東口~ららぽーと富士見 |
路線図はこちら。
鶴瀬駅東口のロータリーは現在整備中で、「鶴02」ららぽーと富士見行きは暫定広場のバス停に発着しています。鶴瀬駅東口には東武バスウエストの2系統のバスが発着していますが、それぞれ新座営業事務所と川越営業事務所と別の管轄で、乗り場の位置も異なっています。
もう一つの川越営業事務所の系統は「鶴01」ふじみ野駅西口行きです。バス停は東口を出て駅沿いに歩いた場所にあります。
「鶴01」ではないですが、川越営業事務所の所属で、川越地区の観光を担う「小江戸名所巡りバス」の専用車両が置いてありました。このバスは天井部分がガラス張りになっており、床材が木目調だったり、多言語対応がされていたりと、観光に特化した車両です。東武バスに2台しかないうちの一つです。ここ鶴瀬からは乗れず、川越地区での運用ですが、鶴瀬駅前にいることもあるようです。
さて、鶴瀬駅前は現在整備中で、完成したらバス乗り場もより分かりやすく便利になりそう。
現在は「鶴02」の乗り場は暫定的に東口のロータリーの奥にあります。
路線はとてもシンプルで、鶴瀬駅を出ると富士見市役所前、そしてすぐに終点のららぽーと富士見です。これが高頻度で運行され、乗客も立ち客が出るほど多かったりします。ほとんどの人はららぽーと富士見まで向かいます。乗車時間は6分ほど。燃料電池バスはこの多頻度運行の中に一般路線バスに交じって一台投入されている形です。
ようやく燃料電池バスがやってきました。あまりに乗客が多く、後ろからのみ写真を撮ります。
満員で、やむを得ず立って乗車しましたが、燃料電池バスは揺れがほとんどなく、立ち客の安全性も高いと思いました。あっという間にららぽーと富士見に到着です。
東武バスのカラーリングを非常によく反映したデザインです。折り返し鶴瀬駅東口として待機していました。
ららぽーと富士見からはふじみ野駅東口、大宮駅西口、志木駅東口にバスが出ています。
ららぽーとのスターバックスで作業して戻ってくると、偶然燃料電池バスが来ていました。これで鶴瀬駅に戻ります。
一番に乗りこんで写真を撮ります。
東武バスでは電源は解放されていました。試していないので実際に使えるかはわかりません。ただ、乗車時間自体が渋滞していない限り6分程度なので、使う人はあまりいなそうです。
鶴瀬駅東口の暫定広場のバス停に戻ってきました。ここでまた多数のお客さんが乗り込んできます。
燃料電池バスは一台しかありませんが、かなり短い路線で高頻度で運行されているので、比較的乗りやすい方かなと思いました。利用する機会がある方はぜひ。
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