TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、大手バス会社各社で続々と導入されています。首都圏に限ると、都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バス、西武バス、東武バスウエストの計9社が運行中です。
TOYOTA燃料電池バス「SORA」
現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししています。今回は都営バス深川営業所の「業10」系統に投入されている燃料電池バスに乗車しました。
運行系統 | 新橋~銀座四丁目~豊洲駅~木場駅~菊川駅~とうきょうスカイツリー駅 |
「業10」系統は、新橋を起点に銀座、月島、豊洲を通り、木場、菊川と北上、とうきょうスカイツリー駅まで至る長い路線です。都営バスの路線の中でも5位以内に入る長さだそうです。業10の業は、とうきょうスカイツリー駅の以前の名前、業平橋から取られています。
今回はとうきょうスカイツリー駅前から新橋まで全区間乗車することに。
都営バスのとうきょうスカイツリー駅前ののりばは、東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅の東改札口を出て道路沿いにあります。
スカイツリーやソラマチの西側で、押上駅の反対側に位置します。
今回乗車するのは、平日16:03とうきょうスカイツリー駅発、新橋行き。燃料電池バスが充当されています。このバスは深川車庫から「業10出入」系統としてとうきょうスカイツリー駅前にやってきたものです。
「業10」は深川営業所の所属。東雲駅の近くにあります。営業所記号はS(側面にS-D106とあります)。足立ナンバーです。
乗客は4名で出発しました。本数が多い路線で、すぐに後ろに次のバスが来ています。
およそ67分の旅がスタートです。後ろの窓からちょうど、とうきょうスカイツリー駅に入る特急スペーシアけごん33号が見えました。東武日光行きです。
言問橋を渡ります。ここから三ツ目通りを枝川までひたすら南下していきます。
東西に走る鉄道路線を縦に連絡するバスなので、多くの路線をまたぎます。本所吾妻橋で都営浅草線、緑付近でJR総武線、菊川で都営新宿線、白河で半蔵門線と交差します。
首都高速7号線とも交差しました。
菊川駅前を通過です。三つ目通りに入ってからとても乗客が多く、混雑し始めました。こうした需要の多い時間帯に燃料電池バスが入るようになっているようです。
縦の移動は新鮮で面白いですね。こことここが実は近いんだ、という感覚を得られます。都立墨田工業高校を通過。
小名木川を渡ります。駅とは接続しませんが、清澄白河エリアです。
東京都現代美術館を通過。この辺りはずっと乗降が多いです。
花盛りの木場公園を通過。
木場駅で東西線、塩浜周辺でJR京葉線と交差します。木場でぎゅうぎゅうになるほどの人が乗ってきました。大きな燃料電池バスの本領発揮です。
そして予想通り、豊洲で大多数の人が降りて行きました。有楽町線の支線計画「豊住線」が実現すれば、多くの人が助かるでしょう。
晴海エリアに入ります。奥の橋は、晴海橋梁です。東京都港湾局専用線の廃線跡が遺っています。
晴海トリトンスクエアにも停車します。この辺りは都営バスだけでなく東京BRTや晴海ライナーなど、燃料電池バスのメッカともいえるエリアではないでしょうか。
朝潮運河を渡って月島に入ります。
晴海、月島、勝どきと進みます。この先晴海通りを銀座まで突き進んで、ソニービルのところで左折、外堀通りを新橋駅の手前まで走るルートです。
銀座の街中を最新式の乗り物で突き抜けていきます。
終点の新橋に到着しました。
このバスは渋滞でずっと遅れていたのですが、銀座で飛ばしてなんと2分早着しました。
降車専用のバス停はJR駅の近くです。「業10」の車両が詰まっています。
とんでもなく時間がかかりますが、逆にこれだけ乗っても210円。格安旅行です。
新橋には都営バスののりばが複数あり、汐留口のロータリーと、銀座口にあるバス停は「新橋駅前」ですが、「業10」系統はそれより少し離れた外堀通りの向かいにある「新橋」バス停に発着します。
先程の燃料電池バスは、このあと折り返し再び17:20発とうきょうスカイツリー駅前行きとなって、いよいよラッシュアワーとなる忙しい路線でたくさんの乗客を運びます。
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