TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、大手バス会社各社で続々と導入されています。首都圏に限ると、都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バス、西武バス、東武バスウエストの計9社が運行中です。
TOYOTA燃料電池バス「SORA」
現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししています。今回は都営バス深川営業所の「陽12-1」に投入されている燃料電池バスに乗車しました。
運行系統 | 東陽町駅~豊洲駅~昭和大学江東豊洲病院 |
「陽12」系統は比較的新しい系統で、東京メトロ東西線の東陽町駅を起点に深川、塩浜、枝川を経由して豊洲方面に向かう路線です。そのうち、「陽12-1」は豊洲駅からさらにひと区間先の、昭和大学江東豊洲病院まで向かいます。
ちなみに「陽12-2」は豊洲市場アクセスのために設定され、豊洲駅からさらに豊洲市場まで向かいます。「陽12-3」は土休日のみの設定で、豊洲駅からお台場方面に足を伸ばし、東京テレポート駅まで向かいます。
今回は東陽町から昭和大学江東豊洲病院まで「陽12-1」に全区間乗車します。
東陽町駅にやってきました。「陽12」系統ののりばは、他のバスが利用する永代通り沿いではなく、少し離れた四つ目通り沿いにある7番のりばです。
7番のりばに着きました。すでに待ってる人がいます。
車両は深川営業所所属の燃料電池バス。深川営業所は東雲にあります。
東陽町時点での乗車は7割程度。時間にもよりますが、1時間に1〜2本程度の運行です。「陽12-2」豊洲市場行きと合わせると1時間に2〜4本程度あります。
都営バスには快適なフリーWi-Fiがついています。速度も十分。
東陽町を出ると汐浜運河を渡り、塩浜通りに入ります。
反対側には東京メトロの深川車両基地があり、東西線の車両が多数留置されていました。車内はいつのまにか立ち客も出るほどに。
続く枝川エリアも集合住宅が続きます。非常にバス需要の高いエリアで、多くの人が豊洲駅に行くために乗ります。
豊洲運河を渡って豊洲エリアに入ると、一気に建物が現代的に変わりました。
豊洲駅に到着です。ほとんどの人が降りていきました。
終点の昭和大学江東豊洲病院は豊洲駅の一つ先です。
ガラガラの車内を眺めます。「sora」の座席はこんな感じ。海外のバスのようだといつも思います。
すぐに終点に到着しました。昭和大学江東豊洲病院バス停は病院の構内にあるわけではなく、周囲にはマンションなどが林立しているため、朝夕の需要は大きいものと思われます。
バス停は片側のみ。すぐに折り返し東陽町駅行きになり、豊洲駅へ走り去っていきました。
この辺りの縦の移動に使われるバス路線全体に言えることですが、鉄道がないためにバス需要が極めて高く、燃料電池バスの活躍に適しています。しかし将来東京メトロの豊住線の開業が叶えば路線の再編が行われることになるでしょう。
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