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首都圏の燃料電池バスSORA乗りつぶし㉟都営バス「品97」【新宿駅西口-品川駅高輪口】

バス
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TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、大手バス会社各社で続々と導入されています。首都圏に限ると、都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バス、西武バス、東武バスウエストの計9社が運行中です。

TOYOTA燃料電池バス「SORA」

TOYOTA HP より

現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししています。今回は都営バス港南支所の「品97」に投入されている燃料電池バスに乗車しました。

運行系統品川駅高輪口~天現寺橋~西麻布~青山一丁目駅~信濃町駅~四谷三丁目~新宿追分~新宿駅西口

2023年1月、港南支所に初めて燃料電池バスが納車され、今回乗車する「品97」や、土休日の「急行06」などで活躍しています。品川駅周辺では多数の燃料電池バスが見られますが、新宿駅周辺に燃料電池バスが入るのは京王バスに次いで2番目で、まだまだレアな存在です。

「品97」は、もともと都電7系統の代替バスとして始まり、新宿駅と品川駅の間を四ツ谷、青山、麻布などを経由しながら結びます。港南支所と杉並営業所の共同運行で、総乗車時間約1時間の比較的長い路線です。

品川駅港南口の第一京浜沿いにあるバス停を出発すると、高輪ゲートウェイ駅横を通って魚籃坂を進みます。なお、品川駅方面のバスはルートが異なり、グランドプリンスホテル新高輪の裏側を通って品川駅に入ります。天現寺橋から外苑西通りに入り、広尾駅前、西麻布と進み、環状三号線と合流、青山一丁目駅を経て外苑東通りに入ります。その後、信濃町駅を経て四谷三丁目で左折。新宿通りから旧甲州街道をひたすら西に進みます。新宿駅の北にあるアンダーパスをくぐって西側に出て、新宿駅西口バスターミナルに到着です。

今回は新宿駅西口から品川駅高輪口まで全区間乗車します。

新宿駅西口バスターミナルにやってきました。都営バスのほか、京王バスや関東バスなど各社のバスが発着しています。小田急百貨店は取り壊し中。

「品97」ののりばは1番のりばです。

平日11:45発の品川駅高輪口行きに燃料電池バスが入っていました。燃料電池バスがどの路線のどの時間に走っているかは、都営バスのバスロケーションシステムで把握できます。なお、基本的には燃料電池バスの運行時刻は固定されていると思われますが、一般バスで運行される場合もあります。

車両検索【ラッピングバス検索】 | 都バス運行情報サービス | 東京都交通局
指定した車両の情報を調べることができます

待っていると、品川駅から「品97」として走ってきた杉並営業所のバスが入ってきました。このまま杉並車庫前行きとして車庫に戻るようです。

入れ替わるように回送で燃料電池バスがやってきました。今年投入されたばかりの港南支所の新車です。ナンバーは品川。

港南支所の営業所記号は「Y」。

すぐに乗り込みます。コロナ禍で座れなかった運転席のすぐ後ろの座席が最近座れるようになったので座ることに。

ちなみに燃料電池バスの車内はこんな感じ。海外のバスのような雰囲気。※以前撮影した別の車両です。

だいたいの座席が埋まるくらいの混雑率で新宿駅西口を出発。小田急百貨店はこちらのハルクにて営業中。

青梅街道に出てガード下をくぐります。

歌舞伎町方面には行かず、右折して新宿駅東口へ。

ルミネエストが見えてきました。新宿駅東口バス停はみずほ銀行の前です。新宿駅の西口東口双方から乗車できます。

東口からも多くの乗車があり、そのまま新宿の繫華街を抜けていきます。伊勢丹の前にある新宿追分バス停に停車。

新宿三丁目に着きました。新宿駅西口で乗られた方が複数降りていかれました。新宿はお買い物をするにも商業施設が駅の両側と新宿三丁目に分散していますから、新宿エリア内でのこうした利用もあるのですね。

新宿三丁目の交差点を直進し、旧甲州街道を進んでいきます。新宿二丁目、新宿一丁目とコンスタントに停車したあと、四ツ谷エリアに入ります。

四谷三丁目の交差点を右折し、外苑東通りに入ります。このまま直進。

信濃町駅前に着きました。ここで多くの乗降があります。左手には慶応大学信濃町キャンパスが見えます。ここの大学病院への通院利用も多いでしょう。

信濃町駅前を出て中央線の線路を渡ると、神宮外苑の木々が見えてきます。

こちらも華やかな青山一丁目駅の交差点を直進。

右手に青山霊園の広大な敷地を見ながら進みます。

日本学術会議前の交差点で右折し、西麻布へ。首都高をくぐり、外苑西通りを南下してきます。

続いて広尾に入ります。地下には東京メトロ日比谷線が走っています。広尾駅前でも多数の乗車がありました。

天現寺橋の交差点を今度は左折し、明治通りへ。南麻布エリアをゆっくり進んでいきます。

古川橋の交差点を右折、魚籃坂へ入ります。五反田駅方面へのバスへの乗り換え案内がありました。品川方面のバスは魚籃坂をそのまま第一京浜に出るのではなく、途中で右折して二本榎通りに入ります。グランドプリンスホテル高輪などの敷地をぐるりと回り、グランドプリンスと品川プリンスホテルの間の柘榴坂を下ります。

ついに品川駅に出ました。

乗車場、降車場ともに第一京浜沿いのグランドプリンス側にあります。バスは乗客を降ろすと、待機スペースへと入っていきました。

「品97」の品川駅高輪口でののりばは7番のりば。お隣からは六本木行きのバスも出ています。

品川駅高輪口では東急バスも発着しています。

高輪口では再開発が進んでいます。また、現在高架線になっている京急線のホームも将来地上化される計画です。

「品97」の燃料電池バスを約1時間乗り通してみて、やはり燃料電池バスは揺れが少ないため全然疲れないことと、東京観光の路線としても楽しめるという発見がありました。新宿の繁華街から四ツ谷、青山、麻布、品川と、名だたるエリアをなめるように進んでいくので車窓が飽きませんし、東京の街の多様性にも気づかされます。

ほかに、新宿駅西口発でより観光目線で楽しめる、燃料電池バスの路線バスとして、京王バスの「050」系統が挙げられます。こちらは渋谷駅から普通のバスとして新宿にやってきた後、新宿からは急行運転として四ツ谷、皇居、大手町、八重洲、新橋などの山手線の内側の主要エリアを遊覧します。

東京駅発の燃料電池バスの路線バスで、観光におすすめなのは、東急バスの「東98」。東京駅を出ると皇居や日比谷公園を見ながら虎ノ門ヒルズや東京タワー、慶応大学などを経て目黒方面に向かう路線です。

都営バスの燃料電池バスは年々増加し、ついに新宿エリアでも走るようになりました。城南、城東エリアでは燃料電池バスの走る風景はもはや当たり前のものになってきましたが、その他のエリアではまだまだ珍しいもの。新宿を走っている際は私の乗っている燃料電池バスにカメラを向ける人が複数いました。今後都内の広い範囲で燃料電池バスが活躍する景色が楽しみです。

今後の展開に期待したいと思います。

コメント

  1. […] 首都圏の燃料電池バスSORA乗りつぶし㉟都営バス「品97」【新宿駅西口-品川… […]

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