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【一周年おめでとう】相鉄・JR直通線に全線乗る【埼京線E233系/相鉄12000系】

旅行記
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2019年11月30日に開業した相鉄・JR直通線がまもなく1周年になることを記念して、改めて乗車してみることにしました。始発の新宿から終点の海老名まで乗ります。

最近、JR各駅で1周年記念スタンプラリーのパンフレットをよく目にします。相鉄車は新宿行き、JR車は海老名行きと芸が細かいです。

朝の通勤時間帯の大宮方面直通列車をのぞいて、相鉄・JR直通線は新宿駅の2番ホームから出発します。海老名方面からきた列車が折り返していくスタイルです。

本数は日中で毎時2本、夕方で3本と多くないので乗る際は注意が必要です。また、新宿〜海老名間はは小田急の利用が安くて速いです。小田急の快速急行が約45分503円、相鉄・JR直通線が約1時間5分874円となっています。特急ロマンスカーを利用すると約40分1,073円で着きます。もちろん、直通線のメリットは相鉄沿線から横浜で乗り換えることなく、武蔵小杉、渋谷、恵比寿、新宿などに直通できるという点にあります。特に、相鉄のターミナル駅二俣川から新宿まで乗り換えなしで最短44分と、大変便利になりました。

新宿駅の2番ホームに「相鉄線 海老名」の行き先が並ぶのにもようやく慣れてきましたね。

大崎まで埼京線の各駅に停まったあと、新木場方面の列車と分かれて湘南新宿ライン/横須賀線の線路に入り(山手貨物線大崎支線→品鶴線)、西大井、武蔵小杉と停車していきます。埼京線の新木場方面の電車や、小田急線に比べるとかなり空いている印象を受けますが、それでもお客さんが定着してきたように思います。日中も新宿以北に伸びればさらに増えることでしょう。逆に言うと、新宿から大崎、武蔵小杉などの移動には時間さえ合えば直通線を選ぶと楽々座っていけることが多いかもしれません。

やってきたのはJR埼京線のE233系7000番台の電車でした。相鉄直通対応車両です。相鉄車より前方の窓が広く、前面展望にいいですね。

新宿、渋谷、恵比寿、と順調に停車し、大崎では、新木場方面ではなく武蔵小杉の方に行く旨のアナウンスがなされていました。

武蔵小杉で一旦下車しました。次の列車が相鉄線の車両と期待してのことです。羽沢横浜国大方面は相鉄線をイメージしてか、青の路線カラーなのですね。

武蔵小杉に貼ってある経路に関する注意喚起のポスターです。相鉄・東急直通線が開業するとさらに複雑化しますね。

関係ないですが、池袋・新宿発の踊り子号は武蔵小杉経由なので、乗車位置案内が貼られています。185系の踊り子号は来年春までなので記念に撮ります。

こちらの横須賀線の「増2号車」の表記もそろそろ終わりなのでしょうか。それとも新型車両になっても同様の表記なのでしょうか。

次にやってきたのは運良く相鉄線の車両、相鉄12000系でした。横浜ネイビーブルーのカラーリングにメタリックなボディが美しいです。似た見た目で20000系というのがあり、そちらは相鉄・東急直通線に充てられる予定です。

10両編成の先頭に乗ります。相鉄・JR直通線では新宿方が1号車なのですね。湘南新宿ラインなどとは逆ではないでしょうか。

武蔵小杉を出ると羽沢横浜国大まで15分間も停車がありません。また、停車が可能な駅がありません。その間、まずは武蔵野南線の線路に入り、新川崎駅横を通過、東海道貨物線の鶴見駅を通り、東海道貨物線羽沢線に入って羽沢横浜国大を目指します。貨物線であるため、武蔵野南線同様、この区間の路線図はグーグルマップには反映されていません。しかし現在営業運転しているわけですから、そのうち地図に載るのかもしれません。

武蔵小杉駅を出ると、ガタガタと転線して武蔵野南線の線路に入ります。臨時快速「ホリデー快速鎌倉」などで通るルートです。写真左側は湘南新宿ラインと横須賀線の線路です。

湘南新宿ラインと横須賀線の新川崎駅の横をすり抜けていきます。ホームはありません。

南下して東海道線と合流し、鶴見川を渡ります。

鶴見駅を通過します。右手に京浜東北線、鶴見線のホームが見えます。

しばらく左側の京急線と並走します。

京急線の生麦駅横を通過したあたりで、地下に入ります。

東海道貨物線の支線、羽沢線です。東海道線の混雑に伴い、貨物列車が横浜駅を通らないようにぐるっと迂回するかたちで設けられた貨物線です。それまでの保土ヶ谷の貨物ターミナルを廃止して横浜羽沢駅が作られました。鶴見から横浜市神奈川区羽沢をまわって東戸塚まで迂回します。

ひたすら長いトンネル区間で、一度だけ横浜線と立体交差するあたりでトンネルを出ます。現在も定期の旅客列車が通らない武蔵野貨物線と異なり、こちらはトンネル区間でも電波が入りました。

トンネルを抜けるとJR貨物の横浜羽沢駅に出ます。広くて大きな駅です。

再び地下に入り、羽沢横浜国大駅に到着します。

羽沢横浜国大駅は二面二線の駅です。相鉄が管理しています。ホームドア完備の最新式の駅です。ホームは地下一階、改札は地上一階にあります。JR貨物横浜羽沢駅に隣接して作られました。

ここから先は相鉄線で、直通のために新たに作られた完全な新線です。正式名称を「相鉄新横浜線(相鉄・JR直通線)」といいます。また、2022年の下期には、羽沢横浜国大駅を起点に相鉄・東急直通線が開業し、相鉄線と東急東横線、東急目黒線の直通運転が予定されています。こちらも新線区間は全て地下で、西谷〜羽沢横浜国大〜新横浜までが相鉄の相鉄新横浜線、新横浜〜新綱島〜日吉までが東急の東急新横浜線となります。

東海道貨物線と違い、こちらは超最新式のトンネルを西谷の手前まで走ります。トンネルの時代の違いを見るのも楽しいものです。

車内には、直通車両の半自動の押しボタン式ドア機能の案内や、相鉄のキャラクター「そうにゃん」のLINEスタンプの案内が。一つ買ってみました。

次の西谷で、同一ホームで快速に接続しました。この先の停車駅は二俣川、大和、海老名です。西谷でたくさんの人が乗ってきました。通過駅の相模大塚駅の留置線に、E233系が2編成置かれているのが見えました。

終点の海老名駅に到着しました。一面二線のホームです。乗ってきた電車は折り返し各駅停車新宿行きになりました。

隣には小田急の海老名駅と車両基地があります。

相鉄では現在、「デザインブランドアッププロジェクト」として海老名駅のリニューアル工事をしています。改札口が増えたり、ホームドアを設置したり、外装を変更したりしているそうです。

湘南台駅のポスター。後日撮影。

一年を迎えた相鉄・JR直通線。改めて乗ってみると再発見がありそうです。さらに、再来年下期の相鉄・東急線直通線開業が楽しみです。

2022年9月追記 相鉄・東急直通線は2023年3月開業予定と正式発表されました。

コメント

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