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【保谷駅北口へ】経路変更した「みどりバス保谷ルート」に乗る【保谷駅北口~練馬光ヶ丘病院】

バス
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練馬区のコミュニティバス「みどりバス」の「保谷ルート」は、区道67号線の拡幅と練馬光ヶ丘病院の移転に伴い、2022年10月11日より経路変更を行いました。

「保谷ルート」は、西武池袋線の保谷駅から都営大江戸線の光が丘駅を結ぶ路線で、区内の鉄道空白地帯を東西に繋ぐ重要な路線です。

経路変更で、練馬光ヶ丘病院バス停の位置が変更になったほか、起終点が光が丘駅から練馬光が丘病院になりました。また西大泉エリアでの経路が大幅に変わり、保谷駅での発着が南口から北口に変更になりました

車両は中型車が使用され、専用の塗装がなされています。運賃は大人220円の均一運賃。全区間50分の長距離路線です。

運行系統「保谷ルート」保谷駅北口-西大泉五丁目-大泉第三小学校-都民農園-長久保-土支田地域集会所-光が丘駅-練馬光が丘病院

新ルートは、保谷駅北口を出て、しばらく西東京市内を進みます。保谷駅から北に垂直に進む福泉寺通りに新設バス停の「下保谷三丁目」を設置、放射第7号線との交差点を過ぎて練馬区内に入り、拡幅された区道67号線に入ります。新設バス停の「西大泉五郵便局南」、「西大泉五丁目」を経由して右折し、都道24号練馬所沢線に入ります。さらに新設の「西大泉六丁目」、「四面塔稲荷」を経て、既存のルートに合流。

光が丘駅付近では、これまで練馬光ヶ丘病院→あかね雲公園→光が丘駅という順番でしたが、練馬光ヶ丘病院が光が丘駅より東に移転して離れたため、あかね雲公園→光が丘駅→練馬光ヶ丘病院という停車順になり、起終点が「光が丘駅」から「練馬光ヶ丘病院」になりました。

練馬区ホームページより

変更後すぐのとある平日に、保谷駅から練馬光ヶ丘病院まで全区間乗車しました。

保谷駅北口

保谷駅北口ではもともと西東京市のコミュニティバス「はなバス」が発着しており、手前の駅のすぐ近くに屋根付きのバス停があります。「みどりバス」はそのバス停ではなく、ロータリーの左手奥の眼鏡市場前に新設されたバス停を使用します。すでに折り返し練馬光ヶ丘病院行きのバスが停車していました。

北口に中型の路線バスが停まっているのを見るのは初めて。これまでは「はなバス第1ルート」の小型バスが来るのみでした。みどりバス保谷ルートもはなバス第1ルートも西武バス上石神井営業所が受託しています。ちなみに保谷駅北口付近は西東京市内。

専用塗装のみどりバス。保谷駅北口に中型車の路線バスが入るのはおそらく初めて。

経路変更に伴って時刻も変更されたため、確認しに来る人も何人かいました。

保谷駅北口に発着し始めたみどりバス保谷ルート「練馬光ヶ丘病院」行き

11:00発の「練馬光が丘病院」行きに乗車。新経路で光が丘駅に進み、終点の練馬光が丘病院まで向かいます。

「光が丘駅行き」ではなく、「光が丘駅経由、練馬光が丘病院行き」とアナウンスされるのも新鮮です。福泉寺通りを北上します。

都道25号線との交差点にできたシャトレーゼを通過。

セブンイレブン西東京下保谷3丁目店を過ぎてすぐの「下保谷三丁目」に停車します。西東京市内に新設されたバス停です。

放射第7号線との交差点の手前で、こちらも西東京市内に新設された「西大泉五郵便局南」バス停に停車。

交差点を渡るとようやく練馬区内に入ります。この区道67号線の拡幅工事が完了したためこの経路変更が実現しました。その区道67号線に新設された「西大泉五丁目」バス停を通過。

都道24号線練馬所沢線との交差点で右折します。

こちらも新設された「西大泉六丁目」バス停を通過。

続いて、最後の新設バス停「四面塔稲荷」バス停に停車します。すでに住民の方に定着しているのか、経路変更区間でも乗り降りが頻繁にあるのが印象的でした。

「四面塔稲荷」バス停。すぐ近くに四面塔稲荷神社がある。

都道24号線から四面塔稲荷前交差点で左折し、ここからは既存のルートに入ります。

関越自動車道の脇を通って左折し、西武バスが頻繫に通る大泉学園通りに入ります。都民農園で長久保方面へ右折し、長久保バス停へ。長久保止まりの西武バスの操車場が見えました。

「長久保」バス停で時間調整の停車がありました。この日は3分間停車。バス停は西武バスのものと共用のようです。

その後、別荘橋通りに入ります。これまでずっと練馬区の縁を走ってきましたが、ここで一瞬埼玉県和光市を通ります。大泉町五丁目付近です。

光が丘駅に向けて少しずつ乗客を拾っていったバスは、土支田エリアに入ってついに満席になりました。「光が丘高校角」バス停付近で保谷駅北口行きのみどりバスとすれ違います。2車両で運行しているようです。

「光が丘公園」、「あかね雲公園」と停車し、警察署の横をぐるっと回って光が丘駅に入ります。

光が丘駅で私以外のすべての乗客が降りていきました。バスはここが終点ではなくあとひと区間、練馬光ヶ丘病院まで向かいます。再び警察署の横を通り、光が丘東大通りを進んで、移転オープンした練馬光ヶ丘病院に到着です。

そういえばバスの後面の行き先も「保谷ルート 練馬光ヶ丘病院」に。

バスはロータリー内の駐車スペースで停泊し、再び20分後に保谷駅北口行きとして出発していきました。このバス停にはほかに、みどりバス「北町ルート」、「氷川台ルート」が発着しています。

練馬光ヶ丘病院に停車するみどりバス保谷ルートのバス

経路変更により、南大泉での西武池袋線踏切を通過しなくなったため、より定時性が高まることが期待されます。実際に今回も定刻で光が丘まで行けました。経路変更は利用者に混乱をもたらすことが懸念されましたが、練馬区の周知によって既に地元の方に定着しているように感じました。

また、現在保谷駅はバス路線や店舗などが南口に偏重していますが、保谷ルートの北口発着によって今後北口の発展にもつながればと思いました。みどりバス保谷ルートは全国のコミュニティバスのさきがけになった路線。西武池袋線が止まった時などにも重宝されていて、今後も長く愛されるでしょう。

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