TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、大手バス会社各社で続々と導入されています。首都圏に限ると、都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バス、西武バス、東武バスウエストの計9社が運行中です。
TOYOTA燃料電池バス「SORA」
現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししてみることにしました。今回は京王バスの燃料電池バスに乗ります。首都圏を走る燃料電池バス運行会社でいうと、乗りつぶしの最後の一社になります。
京王バスの燃料電池バスは多摩営業所に配属されていますが、どの路線に入るかはわかりません。路線図が多くカバーするエリアが広いため、狙って乗りに行くのはハードルが高いようです。
運行地区 | 多摩地区(「桜72/73」多摩センター駅~聖蹟桜ヶ丘駅、「多16」多摩センター駅~帝京大学構内など、多摩営業所管内の路線) |
多摩センター駅や聖蹟桜ヶ丘駅、永山駅、稲城駅を中心とした京王バス多摩営業所管内の路線で活躍しているようですが、管轄路線は町田市などにも伸びており、見つけたらラッキーというような感覚です。
多摩センターに現れるも帝京大学直行のみ
多摩センターで数時間使える日があったので、多摩センターメインで燃料電池バスを待ってみることに。ちなみに導入当初は、多摩センター駅と帝京大学を結ぶ路線専属で走っていました。
バスターミナルに降りてみると、いきなり燃料電池バスに出会えました。
2台あるうちの1台が休んでいます。
しばらく待っていると、運転士さんがやってきて、のりばに入る準備をしていました。
わくわくして待ちましたが、やはり運用に入ったのは帝京大学直行便。のりばには学生の長蛇の列ができています。
ぎゅうぎゅう詰めで出発していきました。
その後も帝京大生の列は増える一方で、どこからか2台目の燃料電池バスもやってきます。
やはり満員で出発。
帝京大便は朝の講義前などの特定の時間に需要が急増するような路線でしょうから、需要に応じてこのように大型の車両を投入するのは大変理にかなっています。
その後も何度かターミナルにくると、燃料電池バスは乗客の多い時間に往復し、それ以外の時間は待機している、といった運用がなされているようでした。
学生の多い時間はこのように2台そろいます。
この日は諦めて、長期休暇など帝京大学が休みの日は一般路線に入るだろうと思い、夏休み期間中に乗りに行こうと計画。しかし、緊急事態宣言発出などで機会がないまま夏を終えてしまいました。その後、燃料電池バス2台はなんと永福町営業所に移管されたとのこと。さらに、渋谷駅~新宿駅~新橋駅という全く新しい路線の専属で運用される胸が発表されました。思ってもみなかった展開ですが、俄然乗りやすくなったため、こちらの路線でリベンジすることにします。
新路線「052」系統で京王バスの燃料電池バスに乗車した記録はこちら!