TOYOTAが開発した水素で走る次世代型のバス、燃料電池バス「SORA」は現在、首都圏の大手バス会社各社で導入されています。つい先日は西武バスと東武バスウエストがそれぞれ1台ずつ営業開始。すでに導入している都営バス、東急バス、京王バス、京急バス、京成バス、JRバス関東、日立自動車交通、横浜市営バスに加え、計9社が運行中です。
TOYOTA燃料電池バス「SORA」
現在首都圏を走っている燃料電池バスSORAを乗りつぶししてみることにしました。今回は都営バス深川営業所の燃料電池バスに乗ります。
都営バスの燃料電池バスは2017年から運行されていて、都05系統に充当されています。都05系統は深川営業所の所属で、都03、都04系統とともに「グリーンアローズ」の愛称が使われています。
運行系統 | 都05-1 東京駅丸の内南口~銀座四丁目~晴海埠頭 都05-2 東京駅丸の内南口~銀座四丁目~有明一丁目~東京ビッグサイト 都05-1出入 深川車庫~晴海三丁目~晴海埠頭/深川車庫~晴海三丁目~東京駅丸の内南口 都05-2急行 東京駅丸の内南口~銀座四丁目~有明一丁目~東京ビッグサイト |
路線図はこちら。
基本的には、都05-1(東京駅丸の内南口から銀座、晴海、晴海埠頭)と都05-2(東京駅丸の内南口から銀座、晴海、有明、東京ビッグサイト)の二系統で燃料電池バスに乗ることができます。今回は東京駅から晴海埠頭まで乗ることにしました。
都営バスでは、燃料電池バスが充当される時刻は明らかになっていませんが、「運行情報サービス」の「運行状況」から簡単に走行位置を確認することができます。下の画像は都05-1の運行状況で、右上のバスのアイコンだけ他と違うのがわかります。これが燃料電池バスです。
こちらは都05-2の運行状況ですが、上半分の3つのバスはすべて燃料電池バスです。このように頻繁にやってくるのがわかります。
都05系統は東京駅丸の内南口バス停の1番と2番から出発します。さっそく晴海埠頭から燃料電池バスが到着しました。
私の見た感じでは両系統に偏りなく充当されているようで、時間があれば、距離の短い晴海埠頭行きではなく、東京ビッグサイトまで乗るほうが長く楽しめますね。
東京駅丸の内南口の都営バスの乗り場は美しい東京駅舎の目の前にあり、ビル群と相まって近未来的な燃料電池バスが良く映えます。
ちなみにこの東京駅丸の内南口バス乗り場からは、都営バスの燃料電池バスだけでなく東急バスとJRバス関東の燃料電池バスも発着しています。三社の燃料電池バスが同時に見られるタイミングで訪れてみたいです。
丸の内北口側にもバス乗り場があるので注意が必要です。
やってきたバスは折り返し再び晴海埠頭行きになりましたので乗り込みます。車内は満席に近い状況です。
丸の内を通って国際フォーラム、有楽町駅、数寄屋橋、銀座、築地、晴海トリトンスクエアと通っていきます。
電源は使えないように蓋がされています。
都営バスなのでWi-Fiがあります。「Toei Bus Free Wi-Fi」を選択します。
晴海三丁目で都05-2系統と別れ、都05-1は右折して晴海埠頭へ、都05-2は新豊洲駅前、有明と進み、ビッグサイトが終点です。晴海トリトンスクエア前で大半が降りて、終点の晴海埠頭で降りたのは私だけでした。
乗客が私だけになってしまったので車内を撮影。座席はこんな感じです。
晴海三丁目を出ると、水素を充填してきたと思われる東京BRTの燃料電池バスとすれ違いました。晴海にENEOSの水素ステーションがあるのでそこかと思いましたが、調べたら休業中でしたので、豊洲の東京ガスの水素ステーションを使っているものと思われます。
東京オリンピックの選手村の高層マンション群を眺めながら終点の晴海埠頭に到着です。晴海埠頭は旅客便の運航もなく、開店休業状態でした。誰も住んでないマンション群、誰もいない船のターミナル、この辺りはどことなく異様な空気が漂っています。
乗ってきた燃料電池バスはこれから水素の充填に向かうのかと思いましたが、すぐに「都05-1出入」として深川車庫へ向かいました。地名の深川は門前仲町と清澄白河の間のあたりですが、深川車庫は東雲にあり、りんかい線の東雲駅の近くで、ここからすぐです。
晴海埠頭は一般の客は一人も見えず、アウェーな雰囲気でした。バスターミナルも場末の雰囲気すら漂っています。
次はビッグサイト行きの長い区間で乗ってみようと思います。燃料電池バスに乗るには比較的乗りやすいと思うので都05系統にぜひ。
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